- 建山義紀選手入団会見
- 2014年06月25日 更新
25日(水)、球団事務所(西宮市)にて、建山義紀選手の入団会見を行いました。
また、背番号は「53」と決定いたしました。
中村勝広ゼネラルマネージャー(会見より)
GM:ブルペンの救世主として大いに期待し獲得させていただいた建山投手です。
―入団の経緯は?
GM:シーズン前半よりブルペンがかなり苦労しておりその中で模索しておりました。
その結果、縁がありこのような素晴らしいピッチャーを獲得することが出来たわけでありますが、彼のプロ野球人としてまたピッチャーとして数々の修羅場を潜り抜けてきた百戦錬磨なところを大いにこれからのタイガース巻き返しのために貢献してほしいと願っております。
―背番号については?
GM:すでに一部報道されていますが「53」に決めさせていただきました。
建山義紀選手(会見より)
―今の心境はいかがですか?
建山:非常に興奮しています。
―大阪ご出身ですが、阪神タイガースのイメージは?
建山:非常に注目度の高い球団で、ファンも非常に熱い。そんなイメージです。
―シーズン途中での入団となりましたが決断の要因は?
建山:5月にヤンキース傘下をリリースになって、阪神タイガースの方からプレーしてほしいという熱いメッセージをいただきました。
それが契約に至った一番大きな理由です。
―日本に戻るということについては?
建山:2011年からアメリカでプレーして、向こうの環境に慣れることに必死で、やり方を覚えて、また日本でのやり方に戻すと。
非常にタフではありますが、まずチームに馴染んで、タイガースの一員として甲子園球場で投げれればいいなと思います。
―現在のコンディションは?
建山:実践は5月の頭から遠ざかっていますが、その間ピッチングはずっとしていましたし、これから試合で投げて、どれだけ試合感を掴めるかというところだと思います。
―チームは3位で後半戦に入りますが、どのような役割を果たしていきたいですか?
建山:これから夏場にかけてブルペン人は疲れが溜まってきますし、そういったところでうまくブルペンの力を分担するというか、一人のピッチャーに負担がかかり過ぎないように、その中の一員として投げれればいいと思っています。
―大リーグで経験したこういうところを日本で活かしたいというのはありますか?
建山:メジャーにしろマイナーにしろスケジュールが非常に厳しいので、コンディション作りには気を遣っていました。
それに比べると日本の日程は楽なので、ますますコンディションも上がると思いますし、そういったところで自分自身に期待をしています。
―チーム最年長となりますが?
建山:最年長ですが、いい意味で、らしからぬ溌剌さで頑張りたいと思います。
―阪神タイガースのファンに対しては?
建山:アメリカに発つまでは、敵として甲子園のマウンドに立ちましたが、今回、あの熱い声援を味方に出来るということで、失敗すれば罵声もあるかもしれないですが、そういったことも真摯に受け止めて、自分のエネルギーに変えて頑張りたいと思います。
―どういったピッチングを披露したいですか?
建山:アメリカで学んだこともたくさんありました。球威は昔ほどありませんが、打者の懐をついた攻撃的なピッチングを見てもらえればと思います。
建山義紀投手 プロフィール
氏名 | 建山義紀(たてやま よしのり) |
---|---|
年齢 | 38歳(プロ年数13年) |
生年月日 | 1975年12月26日 |
出身地 | 大阪府 |
投/打 | 右投/右打 |
身長/体重 | 178cm/75kg |
球歴 | 東海大付属仰星高~甲賀総合科学専門学校~松下電器(1998年度ドラフト2位)~日本ハム(1999~2010年)~レンジャーズ~ヤンキース~阪神(2014年6月~) |
初登板・初先発 | 1999.5.3対ロッテ3回戦(東京ドーム) |
初勝利 | 1999.7.21対西武17回戦(西武ドーム)<先発> |
初完投・初完封勝利 | 1999.9.19対近鉄27回戦(大阪ドーム) |
初敗北 | 1999.5.9対近鉄8回戦(大阪ドーム)<先発> |
初セーブ | 2002.7.31対西武22回戦(西武ドーム) |
初ホールド | 2005.4.26対ソフトバンク4回戦(札幌ドーム) |
初奪三振 | 1999.5.3対ロッテ3回戦(東京ドーム) <4回 打者:ボーリック 見逃三> |
最優秀中継ぎ投手 | 2004年 |
Go・Go賞(救援賞) | 2003年7月 |
オールスター出場 | 2000年 |
建山義紀投手 年度別成績
公式戦年度別成績
年度 | 所属 | 試合 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|
通算:12年 | 438 | 35 | 43 | 27 | 3.43 | |
1999 | 日本ハム | 22 | 6 | 5 | 0 | 2.89 |
2000 | 〃 | 28 | 6 | 8 | 0 | 5.54 |
2001 | 〃 | 10 | 1 | 0 | 0 | 10.67 |
2002 | 〃 | 45 | 3 | 2 | 4 | 2.29 |
2003 | 〃 | 32 | 2 | 1 | 15 | 2.17 |
2004 | 〃 | 41 | 1 | 3 | 0 | 2.33 |
2005 | 〃 | 45 | 4 | 6 | 2 | 3.68 |
2006 | 〃 | 46 | 3 | 3 | 0 | 3.06 |
2007 | 〃 | 7 | 2 | 4 | 0 | 4.17 |
2008 | 〃 | 58 | 1 | 2 | 2 | 3.07 |
2009 | 〃 | 46 | 5 | 7 | 0 | 3.78 |
2010 | 〃 | 58 | 1 | 2 | 4 | 1.80 |
MLB成績
年度 | 所属 | クラス | 試合 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MLB:2年 | 53 | 3 | 0 | 1 | 5.75 | ||
Minors:4年 | 99 | 7 | 4 | 9 | 2.57 | ||
2011 | TEX | MLB | 39 | 2 | 0 | 1 | 4.50 |
2011 | RR | AAA | 14 | 1 | 0 | 1 | 2.14 |
2012 | RR | AAA | 32 | 4 | 0 | 6 | 1.13 |
2012 | TEX | MLB | 14 | 1 | 0 | 0 | 9.00 |
2013 | RR | AAA | 23 | 0 | 1 | 1 | 4.24 |
2013 | SWB | AAA | 21 | 2 | 2 | 1 | 1.70 |
2014 | SWB | AAA | 9 | 0 | 1 | 0 | 6.08 |
日米通算成績
試合 | 勝利 | 敗北 | セーブ | 防御率 | |
---|---|---|---|---|---|
計 | 491 | 38 | 43 | 28 | 3.62 |
NPB:12年 | 438 | 35 | 43 | 27 | 3.43 |
MLB:2年 | 53 | 3 | 0 | 1 | 5.75 |