- ウエスタン・リーグ優勝!
- 2018年09月22日 更新
22日(土)、由宇球場で開催されましたウエスタン・リーグ公式戦対広島東洋カープ戦には惜しくも敗れましたが、2位の福岡ソフトバンクホークスがオリックス・バファローズに敗れたため、8年ぶり16回目のウエスタン・リーグ優勝を決めました。
矢野燿大ファーム監督コメント
―監督として胴上げされた今の気分はいかかですか。
勝って胴上げしてほしかったのですが、気持ちよかったですし、やっぱり嬉しいです。
―1年間通して戦ってくる中で今年のチームはどのように見ていましたか。
みんなの可能性を僕自身信じて、コーチも信じて指導してくれて、やっぱり選手自身みんな眠っている可能性って沢山あるんだなと感じました。分かりやすいところで言えば、ウエスタン記録になった盗塁の数とか。本当に可能性のある選手たちが多いので、本当に1年間充実してやれました。
―その中でも大山選手や陽川選手など、ファームから一軍に上がって活躍している選手がいますが、矢野監督の目にどう映りましたか。
僕たちが優勝できたというのはもちろん嬉しいですけれど、一番の目標はやっぱり選手の可能性を広げて、一軍で活躍して、定着して、レギュラーになって、そしてファンのみなさんに喜んでもらうというのが僕たちの目標なので、そういう選手たちが出ていってくれたというのは本当に嬉しいです。
―“ファンの方に喜んでもらう”という言葉もありましたが、先ほども即席サイン会をされていましたが、現役時代はヒーローインタビューで私達を楽しませてくれました。今のファームの選手たちはいかがでしたか。
二軍の鳴尾浜でも少しずつメッセージを伝えようとか、先ずはプレーで喜ばせてほしいのですが、そういう部分でも「この選手応援したいな」とか「アイツ気になるな」とか思ってもらえたら僕たちも嬉しいので、そう部分で少しずつ選手たちはやっていてくれてるかなと思います。
―1年を通してファームの投打のMVPを出すとしたらいかがですか。
うーん、難しいですね。試合には数多く出ていませんが、小豆畑や西田が試合前の円陣をすごく盛り上げてくれてたり、そういう選手たちもいたので、目に見えて盗塁したとか、ホームランを打ったとか、勝ち投手多かったとかありますが、そういう選手たちも含めてみんなでやれたシーズンだったので、誰か一人というのは難しいですし、そういう選手たちにも本当に感謝しています。
― 一方で苦労された点はありますか。
それがあまりなかったんです。今日勝てなかったということと、昨日ホームの甲子園で優勝できなかったことが残念でしたが、苦労というより充実した毎日を選手たちと一緒に過ごせたので、僕自身楽しいという言葉が適切か分かりませんが、そういう日々でした。
―ファームには不調で落ちてくる選手もいますし、ベテランから若手まで色んな幅のある選手がいますが、どういうアプローチをされてきましたか。
僕は心技体、気持ちとか心の持ち方とか、そうのが大事だと思うので、技術ももちろん伝えないと駄目ですが、そういう部分で「もっとやれる」とか「おまえならもっとこういう所を伸ばせるはずだ」とか、先ほども言いましたが可能性のある部分を選手たちにしっかり伝えて、それをなんとかやっていくということを意識してやっていたので、本当に中堅・ベテランみんな、僕が「もっとこうやってくれ」と言わなくてもやってくれました。
― 一軍も今大変な時期ですが、これからファームの選手を一軍に送りだすとき、どんな言葉をかけて送り出しますか。
いつも言うのは、変わったことはできないので、今自分の出来ることを信じて、悪いことに引きずられるのでなく、三振しても次の打席でヒットを打てばいいし、フォアボール出しても次のバッターを抑えて0で帰ってきたらいし、常に過去のことよりこれからのことを考えていこうなと常に言っています。
―ファーム日本選手権ではイースタン・リーグ覇者のジャイアンツと日本一決定戦となりますが、いかがですか。
ファンの人が喜んでもらえるものになるので、一試合だけですが、今年最後の試合として精一杯戦いたいですし、もちろん結果も求めて、今度はグラウンド上で胴上げしてもらって、阪神ファンに喜んでもらってというところを目指して頑張ってきたいです。
ファームは、10月6日(土)にKIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎で開催されるファーム日本選手権でイースタン・リーグ優勝の読売ジャイアンツと日本一かけて対戦いたします。
引き続き皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。