すべては監督を胴上げするために<後編>
2019年のオフに左ひじのクリーニング手術を実施。万全の状態で投げるためだったが、状態が上向かず、苦しい日々が続いていた。そんな左腕を支えたのがチームのトレーナーと、当時チーム復帰を果たしていた藤川球児監督だったという。
「付きっきりでお世話になって、リハビリ担当のトレーナーさんをはじめ、全員のトレーナーさんに助けてもらったことは感謝しています。そして藤川さんがファームにいたとき、いろんな話をさせていただいたことで、トミー・ジョン手術を決断することもできました」
偉大な先輩投手に、自身のひじの状態などについて話を聞いてもらう中で、「そういう状況なら一度病院で診てもらったほうがいい」という言葉などもかけてもらったという。実績を残した先輩がどんな些細なことでも親身になって話を聞いてくれたことは、今でも忘れられないという。心の支えとなってくれた先輩と、立場は違うがまた一緒のチームで戦えることに、より気持ちが引き締まると語る。
「いつかは監督になられるだろうなとは思っていました。だからその時が来るまでに、必ず自分の地位を確立させなければいけないという気持ちは……。
すべては監督を胴上げするためにショートver<後編>終了。
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