横浜DeNAベイスターズ
7.23(TUE)24(WED)25(THU)
阪神甲子園球場
一時期の不調を脱しつつある。阪神は6連敗の泥沼状態から20、21日と本拠地・甲子園でヤクルトに連勝。4位に浮上した矢野監督が「競争はチームが強くなることだと思う。みんながレベルアップして、調子を上げて。俺が悩むような形になれば、チームは勝手に上がっていくと思う」と言葉に力を込めた。
開幕から89試合を消化し、41勝4分け44敗。まだ3つある借金返済へ、23日からDeNAと3連戦だ。2ゲーム差を追う2位とはいえ、ここまで10勝5敗の好相性。さらに矢野監督は、両ふくらはぎ痛で離脱していた福留の1軍昇格を決定した。存在感そのものに加え、勝負強い打撃は必要不可欠。DeNA戦も11試合で打率3割4分1厘を残しており、心強い戦力が帰ってくる。
カード頭の先発はガルシア。今季は11試合で2勝4敗、防御率5.16にとどまっているが、7月は3試合で防御率2.25と状態を上げてきた。中日で13勝した昨年も7月は4試合で3勝1敗、防御率1.93の好成績。まだ甲子園で勝ち星がないだけに「ずっと甲子園で勝ちたいと思っている。いい調整ができたし、しっかり自分のやるべき仕事をしたい」と好投が期待できそうだ。
福留が戻る攻撃陣で、注目は新人・近本だろう。6月は打率1割7分9厘と苦しんだが、7月に入り打率3割2分1厘の復調ぶり。ここ5試合でも19打数9安打と打ちまくり、ヤクルト戦では2試合連続の勝利打点をマークしている。4番・大山は7月は打率3割5分4厘をマークし、福留の穴を埋めてきた高山もさらに奮起するはず。矢野監督が描く「競争」は、さらに激しくなりそうだ。
一方のDeNAも貯金1と好調。先発・上茶谷は5度目(過去2勝1敗、防御率3.70)の阪神戦だ。2番に筒香が入る新打線が機能し、ソト、ロペスらの長打力も驚異。首位・巨人とは7ゲーム差だが、勢いがあることは間違いない。ホームの阪神にとっては最低でもカード勝ち越し。お得意様をたたき、また上位進出といきたいところだ。