広島東洋カープ
8.9(FRI)10(SAT)11(SUN)
京セラドーム大阪
ついに始まった夏の長期ロード。9連戦1カード目でもあった最下位ヤクルトには、手痛い負け越しを喫した。7月上旬には首位を独走していた巨人が苦戦続きの中、DeNA、広島が白星を重ね、一気にゲーム差を縮めた。セ・リーグは混戦模様となったが、シーズン終盤はここからが勝負。このまま引き下がるわけにはいかない。
相手は先週末も戦って、1勝2敗と負け越した広島。逆襲のきっかけにはもってこいの相手だ。最低でもカード勝ち越しで勢いにのりたいところ。「もちろん点も取らないとアカンし、ピッチャーも踏ん張らないとアカンし。苦しい状況であるのは間違いないのでね。でも、はね返すしかないと思うんでね」。矢野監督も変わらず気合い十分だ。
カード初戦は、2年目左腕の髙橋遥がまたも託されることとなった。ただ、前回登板の2日(マツダ)は、プロ入りワーストタイとなる7失点。味方の守備に足を引っ張られた部分もあったが「エラーを引き寄せてしまったのは自分のせい。試合を壊してしまいチームに申し訳ない。悔しい」と敗戦の責任を一身に背負うとともに雪辱を誓っていた。
野手のキーマンはとにかくソラーテだろう。先月26日の巨人戦(東京D)から緊急昇格すると、いきなり決勝2ランを放つ鮮烈デビューを果たした。さらには30日の中日戦(甲子園)で球団通算8000号となる2ランを放てば、1点を追う9回には逆転サヨナラ2ランで本拠ファンのハートをわしづかみにした。
来日当初は遊撃でスタメン出場していたが、現在はセカンドが主戦場。ベテランの福留が休養の日は左翼で先発出場する。守備に関しては失策も多く盤石とは言い難いが、とにかく期待されるのは打撃。「徐々に慣れてきているよ」とソラーテも手応えを口にする。メジャー時代のニックネームは「セクシータイム」。メジャー通算75発を誇る両打ち砲が、阪神ファンを魅了すればするほど上位が近づくのは間違いない。
広島のキーマンはやはり4番の鈴木。バティスタやメヒアの両大砲も脅威で、長打には警戒が必要だ。ただ、広島には今季9勝9敗の5分。先制点を奪って得意の先行逃げ切りパターンに持ち込んで、3戦3勝を目指したい。
8/9 | 8/10 | 8/11 |
京セラD
神-広
18:00開始 |
京セラD
神-広
18:00開始 |
京セラD
神-広
18:00開始 |