1敗すれば、そこでクライマックスシリーズ進出の可能性が消滅。現在の5位から、大逆転でのAクラスへ必勝態勢で挑む。残り6戦。本拠で広島、DeNAとの連戦だ。
矢野監督も、「もちろん毎日、勝ちたいと思っているしね。全部勝たないとアカンという条件もあると思うしね。できることというとね。そういう気持ちで戦うということがスタートで大事なことになるから、そこは変わらない」と表情こそ穏やかながら、改めて勝利を誓った。
広島戦の先発マウンドには、西が上がる。今季24試合に登板し、チームトップタイの8勝(8敗)、防御率3.05と安定感は抜群。2年連続6度目の2ケタ勝利も視野に入る。「もう負けたらCSがないみたいな感じでしょ。大事な試合ですよね。クライマックスの挑戦権が得られる限りね、ファイティングポーズはとり続けないといけないし、とるべき姿勢だと思う」と力を込めた。
野手では、木浪に注目だ。「1番・遊撃」に定着し、ここまでシーズン93安打。節目の100安打まで、残り6試合で7安打と射程圏内だ。「全然意識してないのに。(周囲の声に)意識せざるをえないです(笑)。打つしかないです。どこかで2本打たないと。まずは守備から入って、ちゃんとできれば。バッティングにもつながる。打つ方も積極的にいきたい」と意気込んだ。同じ新人の近本がここまで154安打を放ち、61年ぶりに長嶋茂雄氏の持つセ・リーグを更新しただけに「刺激しかないです」と、負けずに安打を積み重ねてチームに貢献する。
広島は、セ・リーグ4連覇こそ消滅したが、地元でのクライマックスシリーズ開催は確保したいところ。鈴木、会沢、西川、菊池涼に加え、シーズン終盤でベテランの長野が打線を引っ張っている。DeNAは、ホームラン王争いを独走するソトが、阪神戦でも、打率3割1分、4本塁打と好成績を残している。さらに、ここに来て梶谷が起爆剤として機能するなど、打線は相変わらず脅威だ。
どちらも手ごわい相手だが、甲子園の大声援を背に、先制点を奪って得意の展開に持ち込みたい。
9/21 | 9/22 |
甲子園
神-広
14:00開始 |
甲子園
神-ディ
18:00開始 |