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読売ジャイアンツ

9.24(TUE)

阪神甲子園球場

崖っぷちから逆転クライマックスシリーズへ。ホームで広島、DeNAに連勝して、Aクラス入りの可能性を残した。好調の中日も交え、残り4試合。全勝で2年ぶりのポストシーズン進出を目指す。相手は5年ぶりのリーグ制覇を決めた巨人。1試合だけだが、今シーズン最後の伝統の一戦となる。ここまで9勝15敗と大きく負け越すだけに、一矢報いたいところだ。

矢野監督も、シーズン最終盤での戦いに気合いを見せる。「最後じゃなくても勝ちたいし。いつでも勝ちたいし。今年は特にやられているんでね。甲子園でという戦いになるので。もちろん、うちは勝つしかないので。その気持ちを前面に出していけるようにです」と改めて強調した。

先発マウンドには、青柳が上がる。今季8勝9敗、防御率3.35の変速サイド右腕は、自身初の2ケタ勝利の可能性を残している。ただ、この時期だけにチームの勝利が最優先だ。「僕が抑えられて長く行けるのが最高かもしれないですけど。いつ代わっても悔いがないように投げたいと思うので。普段長いイニングと考えるよりかは1人1人、1球1球ということになってくると思います」と見据えた。

藤川、能見、ドリス、岩崎、島本、守谷と自慢のリリーフ陣だが、それに加えて先発で回っていたガルシアも救援待機する。「8回の男」ジョンソンの状態が万全でないのがやや気ががりだが、早め早めの継投で、とにかく目の前の1勝をもぎとっていく。

野手では、ここに来て鳥谷の存在感が増してきた。今季限りでの阪神退団を表明している背番号1。22日のDeNA戦(甲子園)では今季初V打を放つなど、代打の切り札としてスタンバイする。「打席に立ったときも、声援はすごく励みになりますし、出番を待ってくれているんだなと感じますし。その中で何とか結果を残すためにという、毎日の活力にとなっています」とファンの歓声に感謝と活躍を誓った。

巨人だが、ポストシーズンへ向けて慢心はない。しかし、この試合が7連戦の最終戦。この間にリーグ優勝を決めるなど、疲労の色は濃いはず。白星よりも調整を優先する可能性も高く、先手を奪って序盤で流れをつかみたいところだ。

スケジュール

9/24
甲子園
神-巨
18:00開始