中日ドラゴンズ
9.29(SUN)30(MON)
阪神甲子園球場
2019年のレギュラーシーズンも残り2試合となった。金本前監督からバトンを受け、最下位からの再建を託された矢野監督。「ファンを喜ばせる」と第一目標を掲げ、全力で突っ走ってきた。05年以来のリーグ優勝は逃したが、最終盤までCSを争っているのは成長の証し。本拠地・甲子園での中日2連戦も、白星を届けることに集中する。
29日の初戦はメッセンジャーの引退試合。阪神在籍10年、長く投手陣を支えてきた助っ人右腕だ。「本当に最後の試合になる。最後の時間。本当にいい時間が過ごせるように。いつも通り、いつもの準備をして臨みたい」。引退表明後もファームで若手投手を熱心に指導。「まだ(現役を)やりたい気持ちがある」と本音をのぞかせながら「怖がらず、いつでも(質問に)来てくれよ」と助言を惜しむことはなかった。
日本通算98勝。甲子園のマウンドについて「大きな意味を持つ場所だった」と言った。ラスト登板はもちろん先発。同じく今季限りで引退するベテラン左腕・髙橋聡も登板予定で「本当に変な気分。やりたいという気持を忘れずに、最後のゲームで投げられたら…」と言葉に力を込めた。
メッセンジャーとともにファンに愛され、常に先頭を走ってきた男。30日のペナントリーグ最終戦は、鳥谷のラストゲームとなるかもしれない。すでに今季限りで退団することを報告し、来季の現役続行に意欲を見せている背番号1。出番が代打中心であっても、準備を怠ることなくここまでを過ごしてきた。「甲子園は特別な球場。ファンの声援はすごく励みになっているし、毎日の活力になっている。この球場で育ったし、思い出はたくさんあります」。04年の入団からタイガースひと筋。多くは語らなくても、全力プレーを届けるつもりだ。
得点力不足や失策の多さなど、課題も残った矢野阪神の1年目。それでも、セ・リーグ屈指の投手力は誇るべきストロングポイントだ。浮沈を知り、投打の柱であり続けた看板選手。ラスト2試合CS進出のために、何としても白星で飾りたいところだ。
9/29 | 9/30 |
甲子園
神-中
14:00開始 |
甲子園
神-中
18:00開始 |