北海道日本ハムファイターズ
6.18(TUE)
阪神甲子園球場
なんとしても負の連鎖を止めてみせる。18日・日本ハム戦(甲子園)に先発予定の村上が「最後の試合ですし、うちと日本ハムだけが試合なので、最後いい形で終われるようにやっていきたいと思います」と気合をみなぎらせた。17日は甲子園球場で行われた投手指名練習に参加。キャッチボール、短距離ダッシュなどで臨戦態勢を整えた。
5月7日・広島戦(甲子園)から自身4連敗中。前回登板した6月11日・オリックス戦(京セラドーム大阪)は、8回4失点で今季5敗目。自己ワーストの11安打を浴びて敗れた。右腕は「打たれたんですけど最後まで投げさせてもらったんで、良かったです。なんとか、ずっと最後まで投げ切りたかったので」と悔しさをにじませていた。
5月28日・日本ハム戦(甲子園)が天候不良で中止となり、6月18日に埋め込まれた。相手投手はプロ初登板初先発のドラフト1位・細野(東洋大)。村上にとっては大学時代の3学年後輩だ。「いいピッチャーなので、後輩に負けないように頑張りたいと思っています」。先輩の威厳を保つためにも、絶対に負けることができない一戦だ。
対する日本ハム打線のカギを握るのは水谷。右膝裏違和感の影響で16日・巨人戦(エスコン)は代打出場だったが、交流戦で12球団トップの打率4割4分3厘、3本塁打、13打点と圧倒的な成績を残している。5月29日、30日の阪神戦では9打数7安打の打率7割7分8厘とめった打ちにした。スタメン出場すれば脅威になってくる。
新庄監督に好き放題やられたままでは終われない。現在、阪神は交流戦17試合で6勝11敗。12敗目を喫すれば、18試合制になってからの球団ワースト記録になってしまう。18日の当日券は完売。少し天候が心配だが、いつも通りの満員の甲子園球場でファンも背中を押してくれる。
岡田監督は「一人でも誰か出てこんとあかんわ。おんなじようなメンバーではやっぱりな、なかなか勝てへんから」と新戦力の台頭も望むが、やはりチームの軸となる選手の躍動が勝利には必要。復活を期す村上が勝利への道筋をつくる。
報知新聞社/中野 雄太