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安藤、涙の復活星
阪神・安藤が涙の復活を遂げた。再三走者を許しながらも、気迫溢れる投球で粘り強く要所を締め7回(95球)を6安打無失点。2010年8月19日横浜戦(横浜スタジアム)以来1年8ヶ月ぶりの白星を掴んだ。
開幕戦で9回一死まで巨人をノーヒットに抑えたヤクルト・石川の変幻自在な投球に苦しめられた打線だが、5回ブラゼルが甘いスライダーを捉えチーム初安打となる先制2号ソロアーチを放つと、7回にはシンカーを2打席連続でライトへ3号2ランを運んだ。石川からすれば数少ない失投だったが、「何とか安藤さんを援護したかった」ブラゼルの集中力が上回った。
今季初めて3点をリードした阪神は、榎田ー藤川で逃げ切りを図る。9回藤川はバレンティンにソロ本塁打を許すが、最少失点にとどめ、今季2つ目のセーブを獲得。ウイニングボールを安藤に手渡した。
「感無量です!」。久し振りの感触にヒーローインタビューで思わず涙を流した安藤。昨秋キャンプにも志願参加し、選手生命を懸けて臨んだプロ11年目のベテランは、大歓声を耳に「これまで支えてくれた人々」へ感謝の思いを噛み締めていた。