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メッセンジャー、来日初となる完封勝利
助っ人3人の活躍で連敗を2で止めた。投げては先発・メッセンジャーが来日初完封。打ってはブラゼルが4号2ラン、マートンが2点適時打を含む3安打猛賞だ。
今季初先発のヤクルト戦(4月4日)で3回KOを食らっていたメッセンジャーは、「リベンジしたい気持ちがあった」と気迫あふれるピッチング。力のあるストレートを軸に、落差のあるカーブを織り交ぜて、ヤクルト打線を翻ろうした。
その内容には、和田監督が「スピードも制球もテンポも良かった。申し分ありません」、藪投手コーチが「きょうはランディ(メッセンジャー)の日。四球も1個でカウント負けすることがなかった」と、首脳陣も絶賛。完封勝利はマイナーリーグ時代に経験があるだけで、それも「何年だったか覚えていない」ほど昔の話だが、浮かれることなく「シーズンは始まったばかり」と気を引き締めていたのが頼もしい。
先発のときにはいつも、家族が球場で声援を送ってくれる。試合後、ベンチ裏に祝福に訪れたベネッサ夫人は、「きのう1失点で完投という話をしていたら、ゼロに抑えてびっくりした」と笑顔。特別なお祝いは?と聞かれると、「彼は1回の完封で満足はしないと思う。15勝してシーズンが終わるまでお祝いはしない」と話した。
ヤクルトには昨季5勝を挙げており、これで“ヤクルト・キラー”と呼ばれることになりそうだが、「そう呼んでもらえるのなら、その名前をいただきます」と、メッセンジャー本人もまんざらではない様子だった。