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両チーム決め手に欠き今季4度目の引き分けに
息詰まる投手戦の末、両軍決め手を欠くスコアレスドローとなった。
先発メッセンジャーはバントヒット、二塁打で初回一死2・3塁の大ピンチを迎えるが、阿部には内角カーブ、村田には3球勝負の高め速球で仕留める連続三振で切り抜けた。
「あれでメッセンジャーのペースになったね!」と藪コーチが言う通り、その後は最速150キロ台の速球にカーブ、スプリットなど変化球も冴える。 特に左打者へのカットボールが有効だった。7回裏一死満塁も凌いだメッセンジャーは、7回(119球)3安打無失点の素晴らしい内容でマウンドを降りた。
一方、巨人・澤村も力で押す投球で猛虎打線を抑える。ようやく阪神は7回、先頭鳥谷が内野安打で出塁。ところが、続く新井貴の右中間二塁打で一気にホームを狙ってアウトとなる。
次打者は好調金本だっただけに…。振り返れば、わずか3安打と打線が奮わない阪神には、このワンチャンスしかなかった。
後は筒井ー榎田ー福原ー藤川と自慢のリリーフ陣で繋ぐが、9回裏には村田の打球をマートンが落球するミス(記録は二塁打)もあって無死満塁という絶体絶命のピンチを招いた。ここで榎田が度胸満点の投球で巨人の代打攻勢を凌ぎ切ったのは、圧巻だった。
結局、最後は11回裏を藤川が抑えて0対0。辛うじて3タテは阻止したものの、今季4つ目のドローで4月を締めくくった。
「勝てたような負けたような…。投手陣がよく踏ん張ってくれた。(週末巨人と再戦する)折り返しの甲子園でやり返さないといけない!」と、和田監督が言葉に力を込めていた。