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新井良が2打点!鮮やかな逆転勝利
粘り強く序盤の劣勢を跳ね返した阪神が、最後にうっちゃった。
「今日は抜け球が多くボールが先行する苦しい投球になってしまった」阪神スタンリッジは、初回埼玉西武3番 中島にセンターへ先制ソロアーチを浴びると、2回には一死2・3塁から下位打線の炭谷、上本に右への連続タイムリーヒットを許して、たちまち3点のビハインド。序盤は完全に西武ペースだった。
ファームから昇格したばかりの野原祐を1番で起用した猛虎打線は、4回一死1・3塁から7番新井良が、西武先発・西口の速球に詰まりながらもライトへ気合いのタイムリーヒットを放ち、反撃を開始する。
このあと早くも小宮山に代打・今成を起用して、そのままマスクを被らせた阪神ベンチ。4回裏には一死1・2塁から重盗を図られるが、今成が一塁走者・炭谷を刺す冷静な判断で追加点を防いだ。
5回は一死満塁を逃した阪神だが、6回表に柴田、今成がチャンスメークして西口を引きずり下ろし、代わった松永からの平野・三遊間ヒットで1点差に迫る。
7回には左中間二塁打の兄を得点圏に置いて、新井良がマイケルからこの日2本目のタイムリーヒットをセンターに返して遂に追い付いた。「必死に食らいついていった!」元気印の一打が沈滞ムードのチームを活気づける。
9回表、阪神は金本のヒットから一死1・3塁として大和の打席、フルカウントでエンドランを敢行。低いライナーをウィリアムスが取りきれず投手ゴロとなって、代走・田上が勝ち越しのホームを踏んだ。「詳しくは言えないが、田上がよく走って、大和がよく当てた!」と和田監督もご満悦の作戦的中となった。
しかし、その裏、守護神・藤川ではなく福原がマウンドへ。投球練習の際プレートに足が引っ掛かって違和感があり大事を取った為だが、福原は3者凡退に抑え、実に11年ぶりのセーブをあげる。
13安打と粘った猛虎が4対3と鮮やかな逆転勝ち。「チャンスマーチが凄く大きくてテンションが上がった!」とヒーローインタビューで新井良は、諦めずに応援したファンに感謝の言葉を忘れなかった。