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メッセンジャー、粘投も援護できず

粘りの投球を見せるメッセンジャーを援護出来ず1対0。阪神が6安打で今季16度目の完封負けを喫した。

阪神先発・メッセンジャーは、小宮山とのコンビネーションも冴えて5回まで無失点に抑えるが、6回裏一死2塁から田中にセンター前にタイムリーヒットを打たれ先制を許し、「田中へのストレートは良いボールだったが、もっと厳しいコースへ投げなければいけなかった」と唇を噛んだ。(メッセンジャーは6回108球を投げて6安打1失点で10敗目)

東京ヤクルト館山に対して、阪神は3回まで毎回先頭打者を出塁させるが、緩急自在の投球に翻弄されて得点出来ない。初回の無死1・2塁は鳥谷がサードゴロ併殺打に倒れるなど、徐々に相手のペースにはまって行った。

阪神は、1点を追いかける7回に新井良・金本の連打で無死1・2塁とするが、新井貴が送りバント失敗。代打・桧山はヒットで繋ぎ一死満塁となるが、小宮山の代打・今成が内野フライ、メッセンジャーの代打ブラゼルは空振り三振で絶好機を逸した。館山は、8回を5安打無失点の好投で7勝目をあげた。

阪神も7回裏に鄭-加藤-渡辺と3投手を注ぎ込むなど必死の防戦につとめる。8回には二死1・2塁で筒井が代打・藤本に右前安打を打たれるが、ライト平野の好返球で追加点を何とか阻止する。

9回表には一死後、燕の守護神バーネットから代打・関本がヒットで出塁し見せ場を作るも、フルカウントから新井貴が空振り、代走・大和は盗塁失敗の三振ゲッツーで呆気なく試合が終わった。

「メッセンジャーもあとの投手も、打たれながらもよく投げた。(7回は)新井貴のバント自体悪くなかったが、相手もチャージをかけてたしね」と、振り返った和田監督。この日、柴田と入れ替わりで登録抹消となったマートンについては、「いろんなものが溜まってるだろうし、全部吐き出して戻って来てくれたら…」と話して球場をあとにした。