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3人の投手で接戦を守り切る

ブラゼルの先制アーチによるリードを守るべく、スタンリッジ-榎田-藤川と必死に繋いだ阪神が、際どい接戦をモノにした。

3回表の一死3塁を逃した阪神は、4回二死から金本・坂の連打で走者を貯め、10日ぶりスタメンの7番ブラゼルが広島先発・今井の外角シュートを巧くレフトスタンドへ運ぶ10号3ランで先制した。「チャンスを作ってくれたので、何とか打ちたかった。ホームランという良い形で先制することが出来て良かったよ!」。4年連続2ケタ本塁打を放ったB砲は、逆方向への一発にご満悦だ。

阪神先発・スタンリッジは完璧なコントロールとは言えないまでも、結果として相手打者のタイミングが微妙に外れる投球で5回までカープ打線を翻弄していたが、6回に前日マツダスタジアム初のランニング本塁打を放った天谷の右越え二塁打から赤松にタイムリーヒットを許して1点献上する。

7回裏には安打と死球の二死1・2塁で天谷を迎えるが、渾身の速球でショートゴロに切り抜けた。しかし、8回一死1・2塁で代打・エルドレッドにレフト前タイムリーヒットを打たれ1点差に詰められると、二死後代打・前田智が出てきたところで交代となる。

この局面でリリーフ榎田は、スライダーで前田智をセカンドゴロに仕留めてピンチを脱出!9回は最速152キロと本来の快速球で藤川が3者凡退、2三振としっかり締めて、辛くも3対2で逃げ切った。7回3分の1(104球)を投げ7安打2失点のスタンリッジは、自身の連敗を5で止め、約1ヶ月半ぶりに6勝目をあげた。

猛虎打線は江草-中崎-今村と繋いだ広島中継ぎ陣の前にこの日も追加点が取れない苦しい展開だったが、4回二死で金本の捕邪飛を石原が薄暮で見失った後からの3点に「本当に何が起こるか分からない。逆にこちらは、大和が見失ったところを坂がカバーしてくれた」と勝負のポイントを指摘する和田監督が、久しぶりに安堵の笑顔を浮かべる。
「今日は息子の誕生日。3歳だから3ランが打てたら…と打席に入った。来年は4歳になるので、ぜひ満塁本塁打を打ちたい!」。…ヒーローインタビューでブラゼルは、愛息トロット君へと思いを馳せていた。