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スタンリッジ、8回3安打 1失点 1球に泣く
8回3安打1失点と素晴らしい投球をしたスタンリッジが完投も虚しく、たった1球に泣いた。
阪神先発・スタンリッジは初回先頭の大島に四球を与えるが、小宮山が強肩で盗塁を阻止すると一気に波に乗り、走りの良い直球を軸に4回まで無安打と抜群の投球を見せる。
中日先発左腕・大野に対して猛虎打線は2回、死球・ヒット・送りバントで一死2・3塁の先制機を得るが、スタメン7番起用の狩野が一邪飛に倒れて序盤の好機を逸する。
味方の援護を待つスタンリッジだったが、5回裏二死から森野に打たれた中日の初安打がライトへの先制5号ソロホームランとなって、痛恨の失点を喫した。
チャンスも少なくなかった阪神だが、4回二死2塁で狩野の右中間への打球をセンター大島がダイビングキャッチする等、中日野手陣が要所で美技を見せて、大野を攻略するには至らない。
結局、中日は大野を7回まで引っ張り、ソーサ-山井で逃げ切りにかかる。終盤には守りのミスが出てチャンスをもらった阪神だが、生かす事が出来ない。特に9回は、代打・金本のヒット等で一死1・3塁と絶好機だったが、代打・桧山、ブラゼルが共に倒れて、1対0で敗れた。
8回110球。一人で最後まで投げきったスタンリッジには、何とも気の毒な11敗目。 ナゴヤドームでは昨季から2引分けを挟み9連敗で今季19度目の完封負けを許した和田監督だが、「内容としてはウチが押していたが、先制点を取っていれば、流れは変わっていた。特にこの球場へ来るとその傾向が強い。今季も何回言ったか分からないけど、あと1本が出なかったな!」と語り、ため息をついていた。