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適時代打ゼロも4点を取って勝利

10安打して適時打はゼロ。それでも4点を取って勝利した。

初回は一死一、三塁から新井良が空振り三振に倒れたが、スタートを切っていた一塁走者の鳥谷が、一、二塁間でわざと止まり、三塁走者の大和がホームへかえるのをアシスト。キャンプから練習してきた頭脳的なプレーで1点をもぎ取った。

このプレーにいついて鳥谷は、「(捕手が二塁に)送球してきて、大和が走ったのが見えたので、止まりました。ヒットだけじゃなく、いろんな点の取り方がある。そういう意味では良かった」、大和は「タイミングよくスタートが切れたと思います。良太さんと(捕手が)かぶっていたし、こっちに視線を送ってこなかったので」と振り返った。

6回は一死一、三塁から、平野の内野ゴロの間に1点。8回はクリーンアップの3連打で満塁のチャンスを作り、一死後、代打・金本が押し出し四球を選んで1点、さらに代打・浅井の犠飛で1点を追加した。

片岡コーチは打撃担当らしく、「内容から言って、もっと早い回に赤川から点を取らないと。8回の満塁も、たたみかけていかないといけないところ」と厳しい言葉を並べたが、和田監督は「打ってくれるに越したことはないけれど、タイムリーなしでも点を取れるのは悪いことではない」と一定の評価をした。

借金19で迎えた試合は、これで9連勝。大台に乗せないのはもちろんだが、1つでも減らしてシーズンを終えたい。