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若手中心の打線、舘山に手が出ず
東京ヤクルト・館山の変幻自在な投球に打線が沈黙した阪神が、今季22度目の完封負けを喫し2年連続Bクラスが確定した。
1・2回のピンチを凌いだ阪神先発・久保だが、3回裏二死からバレンティン・川端・宮本に3連打を許して、先制点を献上。4回にも一死1・3塁で福地セカンドゴロの間に2点目を取られた。難しいプレーではあったが、併殺を狙った上本が走者・雄平の動きに惑わされたところもあって、やらずもがなの追加点にも思われる。
前回先発予定が雨で流れ中12日での登板だった久保は、5回98球を投げて9安打2失点。毎回ピンチの中2点でよく耐えたとも言えるが、「相手が良い投手なので何とか粘ろうと思ったが、我慢しきれなかった。力足らずだった」と反省する。
2試合連続先発5番に金本を置き、以下 森田・伊藤隼・今成と並べた打線は、東京ヤクルト・館山の巧みな投球に内野ゴロで打ち取られるパターンに嵌まり、6回まで伊藤隼と代打・平野のヒット2本だけ。8回表には金本の通算2535安打となるレフトへのクリーンヒット等で二死1・2塁とするが、代打・桧山がセカンドゴロに倒れて、どうしても本塁が遠い。
6回から藤原-渡辺…とリリーフで防戦に務めた阪神だが、8回裏にはエラー、死球絡みで加藤が招いた二死満塁から5番手・鶴が田中に押し出し四球を与えて、致命的な3点目を失う。
それでも阪神は9回表バーネットに食らいつき、上本・大和の連打と鳥谷四球で無死満塁とするが、新井良は三振、代打マートン三ゴロ併殺打で万事休す。あと一押しが出来ずに3対0と今季22度目の完封負けとなった。(1963年の24度に次ぐ球団ワースト2位)
東京ヤクルト 先発・館山は8回(94球)3安打無失点と完璧な内容。で8月中旬から自身6連勝で12勝目をマークした。
「今日は若手中心でメンバーを組んだが、まだまだ館山に対して力の差があった。(CS進出の可能性が消えたのは)応援してくれたファンに申し訳ないし、非常に残念。残り試合は、若手がどのように力を出してくれるか?…その辺りになる」。和田監督は、来季へ向けた戦いへと完全に気持ちを切り替えていた。