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能見、完封で自身3度目の完封勝利!

能見が自身3度目の2ケタ10勝をマークした。しかも完封で、だ。

きょうの試合、能見には10勝のほかに、奪三振のタイトルに望みをつなぐかどうかがかかっていた。ほかの投手がどこまで数字を伸ばすのかにもよるが、能見は「33歳なんでね。若かったらいいですけど、取れる機会はなかなかないので。狙えるなら狙いたいなと思います」と、本音とも冗談ともつかない言葉で意気込みを語った。8回を投げ終わって続投を志願したときも、奪三振のことが頭にあったと言う。

お立ち台で、今季限りで引退する城島から学んだことを聞かれると、「強気の攻め」と答えた。

「ホント、あの人は、ピンチほど真っすぐとフォークしか(サインを)出さないんでね(笑)。要求が高いなと思っていました。でも、逃げるより強気で攻めたほうがいい結果が出るので。そのことを学びました」

その教えを体現したのが、7回無死満塁のピンチで代打・廣瀬を見逃し三振に斬ったシーン。能見本人も「こんな感じだったな、と思い出しました」と振り返った。

能見がきょう奪った三振は8個で、今季165奪三振。前田健も同じく165。杉内が172で一歩リードしている。藪投手コーチは「次に望みをつないだね」と、もう一度、登板させることを示唆。チャンスは十分だ。