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ビジター最終戦、先制も重い試合展開に…

プロ初先発のドラフト4位ルーキー伊藤和が、味方の拙守拙攻にも泣いて初黒星。ビジター最終戦に敗れた阪神の5位が確定した。

初回、連続四球に中日先発・伊藤(準規)の暴投が絡んだチャンスから鳥谷の中犠飛で1点をもらった阪神先発プロ初登板の伊藤和だが、たちまち大島・荒木に連続長短打を許して追いつかれる。3回裏には無死1・2塁から和田をショートゴロに打ち取るが、併殺プレー中に上本が1塁に悪送球する失策で不運な勝ち越し点を奪われた。

追う立場となった阪神は、中日の投手が山本昌に代わった4回表チーム初安打となる鳥谷のライトオーバー三塁打から無死満塁の好機を作り、代打・金本が登場。投打の『球界最年長』最後の対決はセカンドフライに終わった。続く伊藤隼は速球に空振り三振、今季初スタメンマスクの清水もセンターフライで得点出来ない。

逆にその裏、中日は一死2・3塁から荒木の右前安打、森野の右犠飛で着実に2点を追加。「変化球があまり良くなかったのでストレート中心の苦しいピッチングになってしまった。毎回先頭打者の出塁を許す展開にしてしまったのは自分の力不足です」。…阪神・伊藤和は4回70球を投げて7安打2三振3四球4失点(自責3)でほろ苦い一軍初登板を終えた。

5回からは最多奪三振のタイトルを狙って今季初めてリリーフで能見が登板して2イニングを投げたが、3三振を奪って168…トップ杉内(巨人)に4差としている。また、初の盗塁王を狙う中日・大島は3盗塁を加えてシーズン31とし、タイトルへ大きく前進した。

阪神は7回を鶴が抑えて8回には渡辺がマウンドに上がったが、渡辺は今季50試合登板となり3年連続。プロ6年間の内3年目(46試合)を除き全て50試合以上という価値あるものとなった。(渡辺は加藤の救援を受けて、2/3回2安打無失点)

試合は、山本昌のあとも大野-岩瀬の前に阪神打線が大きな山場を作ることもなく、わずか2安打と沈黙して4対1であっさり敗れた。中日2番手の山本昌が3回1安打無失点で3勝目。岩瀬にセーブがつき、阪神・伊藤和はプロ初登板で1敗となった。

阪神は今季を象徴するゲーム運びでビジター全試合を終え、5位が確定。和田監督は、「何一つ満足していない。ファンに申し訳ない気持ちで一杯だ。この後どうして行くか?が大切」と話し、今季も悔しい思い出が残ったナゴヤドームをあとにしている。