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一軍試合速報

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良いことづくめの勝利!

エース・能見の完投に、新井の1000打点到達と、いいことづくめの勝利だった。

先発・能見は開口一番「疲れました」と言ったが、実際は102球の危なげないピッチング。ロッテ打線が途中から早打ちしてきたこともあり、スイスイと投げているように見えた。

「たぶん(球種を)絞ってきていた。早いカウントから真っすぐ(狙い)というのはあったと思う。それで助かった面も多かったです」

先発の日には、リリーフ陣から「きょうは休める」とプレッシャーをかけられることが多い。「きょうは筒井が言っていましたね。いつか投げさせてやろうと思います」。真顔で冗談を言うから、能見は面白い。

打席ではいつもながらのフルスイング。8回二死満塁のチャンスで中飛に倒れると、真剣に悔しがった。「(今年は)打点が少ないんでね」。これも冗談か本気が分からない。

第2打席では右翼ポール際に、あわやホームランという打球も放った。今季はすでに東京ドームでスタンドインさせており、甲子園で2本目となれば、完投勝利以上に話題になったかもしれない。

「(ボールがフェアゾーンに)返ってきませんでしたねえ。(甲子園で本塁打になるのは)あそこしかないんですけどね」

能見なら、いつか江夏豊のように、自らのサヨナラホームランで完投勝利!という離れ業をやってのけるかもしれない。