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新井良、2本塁打&6打点の活躍！大勝！
球宴明けの初戦。新井良のグランドスラムを含む２本塁打６打点など派手な攻撃とメッセンジャーの好投で、阪神が大勝を飾った。
雨の中 阪神は東京ヤクルト左腕・八木に速攻を仕掛ける。初回２四球の二死１・２塁からオールスターで打ち捲った新井貴が初球真っ直ぐを中前へ先制適時打。６番今成も７球目を右中間へ運ぶ２点適時二塁打で続くと、新井良は速球を強振してレフトスタンドまで運ぶ９号２ランを放って、いきなり５点のビッグイニングで滑り出した。
先制打の新井貴浩内野手が、「後半戦最初のチャンスで仕事が出来て良かった」と話す。「新井さんが一本打ってくれた直後だったし、粘ってカウントを３－２に出来たことが、いい結果に繋がった」と好調が続く今成亮太選手は手応え十分。「みんなが繋いでくれた勢いで打つことが出来た！」。新井良太内野手も『お祭り男』の面目躍如だ。
大量点をもらった阪神先発・メッセンジャーは、序盤から落ち着いてアウトを重ねる。最速１５０Ｋｍ/ｈ台の直球を軸にカーブ、カットボール、スプリット等でアクセントをつける緩急自在な投球で６回までに１０三振を奪うなど、申し分のない内容だった。
２回以降ヤクルト八木が立ち直り（八木は５回５失点で交代）なかなか追加点を取れなかった猛虎打線だが、ようやく７回表ヤクルト２人目 松岡から鳥谷が右中間へ２点適時三塁打。代わった松井光から新井良が初球打ちの１０号満塁本塁打を放ち、勝負を決めた。（８回には俊介の右越適時三塁打で更に１点を追加）
大差がついた事もあり、メッセンジャーは７回まで。８回からはボイヤー・松田と繋ぐ。結局、打線が爆発した阪神が１２対０と圧勝。絶好のカタチで後半戦スタートを切った。
7回（１０７球）を３安打１０三振無四球無失点。節目の試合に好投したランディ・メッセンジャー投手は、チームトップの９勝目をマークした。「投球にキレが出て来た。空振りを取れていたね！」と、文句なしの内容に指揮官も太鼓判を捺す。
大活躍の新井良太内野手は、「（１本目は）正直レフトフライだと思って全力で走っていた。（満塁アーチは）気持ち良かったです！」とヒーローインタビューで声を弾ませた。
和田 豊監督は繋がった打線に思わずニンマリ。「（後半戦）よーいドン！で新井のタイムリーから始まったけど、今成のあのタイムリーが効いたね。最初の５点で止まらなかったのが良かった。明日、大味にならないようにしないと…」。最後は、手綱を締め直して次の戦いを見据えていた。
