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メッセでも勝てず。甲子園で巨人に9戦0勝
チームの勝ち頭、メッセンジャーでも勝てなかった。
「結果から見て、全然ダメでしたね。ボールの質は悪くなかったし、いい球もあったけど、うまく打たれた。きょうはそういう日だった」
1、3、5回に1点ずつを失い、5回108球で降板。四番・阿部に3安打を浴び、うち2本がタイムリーだった。
「四番の仕事をされた。第1打席（初回二死二塁から右翼線適時二塁打）は失投だったけど、あとはいい球をうまく打たれた」
メッセンジャーはそう振り返ったが、阿部にはリリーフの高橋と金田も打たれて5安打を献上したため、矢野作戦兼バッテリーコーチは「工夫がないよな。同じ相手にポンポンとやられて」と苦言を呈した。
それでも安藤、山本、松田も含めたリリーフ陣は無失点リレーで踏ん張った。8月30日の中日戦以来、久々の登板でイニングまたぎをした安藤は、「2点差ですし、まだまだ分からないので。ブルペンはみんなで頑張っていこうと言っています」とリリーフ陣の結束を強調した。
奮起してほしかった打線は、またしても巨人先発・田口を攻略できなかった。7回までに6本のヒットを放ち、3四球をもらったが、1点しか取れず。また「あと1本」に泣かされた形だ。
「あれが彼の持ち味。得点圏に行ってからがね。追い込まれる前に何とかと言っているんだけど…。そこに尽きる」
同じ投手に何度も抑えられる打線に、片岡打撃コーチもコメントのしようがない感じだった。
9回には守護神・澤村から北條がソロホームラン。1点差まで追い上げたが、後が続かなかった。甲子園で巨人に9戦0勝…非常事態だ。
