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見事なラパンパラ&完封で連勝

ラパンパラによる熱狂ぶりが止まらない。前日に2度、5回と試合後のお立ち台で甲子園を沸かせたお馴染みの決めポーズがまたしても炸裂した。

初回、近本と中野の連打で走者をたまるとマルテがレフトスタンドへ先制の3点本塁打を放った。

「凄く満足しています。初回から点の欲しい場面だったので、自分でものに出来て、そこからチームも良い状態を保つことが出来たので満足しています。皆さんに良いショーを見せられたので満足してます」

1万8千人近くが駆けつけた快晴の甲子園で放つ本塁打とその後のラパンパラは格別だったに違いない。

援護点をもらった先発の高橋の投球も冴え渡った。前回登板の9月25日の巨人戦で完封勝利を挙げている左腕は中日打線を寄せ付けない。力のない内野ゴロでアウトを量産し、要所で三振を奪う。追い込まれては分が悪いと早打ち気味だった相手打線を手玉に取り8回まで無四球で球数は87球、打たれた4安打は全て単打で2塁を踏ませぬ完璧な内容だった。

初回のマルテの一発以外は得点の奪えていなかった打線は8回、先頭の中野が安打で出塁する。好投を続ける高橋にダメ押し点をプレゼントしたかった攻撃で、試合を決める一押しは出来なかったが安定感ある左腕にとっては3点あれば十分だった。9回は先頭打者に安打を浴びたが勝負強い代打・福留を空振り三振に仕留め、巧打の大島をセカンドゴロ。2死1塁ではビシエドをサードゴロに打ち取る。相手の主力を封じ、最後まで得点圏に走者を置くことなく97球で完封勝利を挙げた。

「序盤はけっこう良かったんで、バックの守備に助けられて投げやすい感じでした。コースを間違えないでしっかり低めに投げ切るをテーマにしてました」

追加点を奪えなかったことは反省点だが10月の戦いにおいて何より求められるのは勝利の2文字。矢野監督は「(高橋)遥人が前回に続いて素晴らしい投球をしてくれたことが大きいですね。明日もう1試合、その後関東遠征になるんで全員で明日行きます」明日の甲子園でのゲームを終えるとその後はヤクルト戦を含むビジターゲームが続く。3連勝で弾みをつけたい。