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両先発譲らず。青柳がエースの投球
試合開始から1時間強で5回が終了。3戦3勝、防御率0.69を誇る青柳の好投により高校野球かのようなスピーディーな展開でイニングが進んだ。
昨季の最多勝右腕はこの日も安定感抜群。初回は内野ゴロ3つと持ち味を存分に発揮する立ち上がりでスタートを切ると、その後もゴロアウトを積み重ねた。中日打線を翻弄し打球はほとんど外野に飛ばない。7回まで1安打無四球無失点、2塁を踏ませぬ完璧な投球で試合を作った。
エースの今季最高とも言える好投に応えたい打線だったが中日先発の大野雄を打ちあぐねた。2回に梅野の放った良い当たりもセンターフライに終わり、3回り目となった7回は先頭の近本がセーフティバントの構えで揺さぶるが上位打線でも出塁出来ない。8回は長打力のある大山、ロハス・ジュニアがフライアウトに倒れ、山本の放った痛烈な打球は惜しくもファースト正面のライナーとなってしまう。
走者を出せない攻撃が続き、味方の援護がない中でも青柳は崩れない。8回2死1、3塁のピンチも凌ぎ無失点投球を続けた。この時点で88球を投じて2安打無失点だった青柳は9回2死からの打席にも立ち、その裏もきっちり三者凡退に抑えた。
延長10回、1番から始まった攻撃も2死となってしまったが佐藤輝がセンターへ2塁打を放つ。ようやくのチーム初安打は長打。しかし無得点に終わると、直後に好投を続けていた青柳が連打を浴びてしまう。サヨナラ決着となり敵地で悔しい完封負けを喫してしまった。
明日先発するウィルカーソンもゲームメイク能力が高い。早めに援護する展開で先行逃げ切りの形に持ち込みたい。