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連勝は6でストップも若手の今後に期待
期待の若虎に早くもビッグチャンスが訪れた。高卒2年目の高寺が1軍初昇格で即スタメン、8番・セカンドで先発出場した。ドラフト同期は佐藤輝、伊藤将、中野らルーキーイヤーから主力として活躍する選手たち。即戦力ドラフトとなった2020年唯一の高校生もプロデビューを果たした。今季の打率.281はウエスタン2位、巧みなバットコントロールが売りの高寺はプロ初打席の初球をスイング、セカンドゴロに倒れ初安打とはならなかったが積極的な姿勢を見せた。
打の若虎に負けじと投の若虎も高いポテンシャルを発揮した。先発の西純は序盤3回を無失点。制球にバラつきの見られた4回に無死満塁のピンチを招くが併殺崩れの間の1失点のみで踏ん張った。絶好調時に圧倒するだけでなく、苦しい場面でも最低限の仕事が出来ることは長く活躍する一流選手の条件だ。要所を締めて7回1失点、先発としてしっかり試合を作った。
「序盤は自分の思うような投球ができていませんでしたが、(坂本)誠志郎さんに引っ張ってもらいながら、なんとか粘り切れたかなと思います。悪い部分を修正しながら、最小失点で7回まで投げることができた点については自信になったので、また次回の登板に活かしていきたいです」
援護したい打線はあと一押しが出来ずにいた。両チーム無得点の4回には2死1、2塁から糸原の放ったライト前への安打で2走・近本がホームを突く。しかし相手の好送球に阻まれ先制ならず。1点を追う7回にも2死1、2塁としたが代打・高山が空振り三振に倒れ同点はならなかった。ビハインドの展開の中、8回に1死から中野、近本の連打と佐藤輝の四球で満塁とする。この日3度目にして最大のチャンスを終盤に作ったが頼みの大山、糸原のバットから快音は聞かれない。その裏には空気を変える男・藤浪をマウンドに送り、最終回の攻撃では代打攻勢をかけたが最後までホームが遠かった。
連勝は6でストップも高寺のデビューと西純の粘りは今後へ向けての好材料。明日は安定感抜群のウィルカーソンを先発に立て、カード勝ち越しを狙う。