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最大6点差を跳ね返すサヨナラ勝ち
「苦しいことがあっても諦めてはいけない」
ゴールデンウィークに甲子園を訪れた子供たちへ虎戦士のお兄さんたちが人生の教訓を背中で示した。
先発の西勇が2回につかまり6失点。まさかの早期降板となってしまった。それでも反撃の度に満員の甲子園の熱気は上がる。ファンの声援のおかげでビハインドを背負っていても勢いや雰囲気ではリードしているかのように試合を進めた。
まずは2回裏に近本が2点適時打を放ち反撃の機運を高める。5回には先頭の中野が2塁打と相手の失策により3塁に到達。続くノイジーの内野ゴロの間に生還を果たした。そしてこれだけでは終わらない。1死から大山の2塁打と佐藤輝の適時打でもう1点を奪い4-6と2点差に迫った。この追い上げムードを作ったのは控え選手の活躍も大きかった。代打起用された小野寺、渡辺諒が安打を放ち、投げては富田、ビーズリーが無失点リレー。各自が役割をしっかり果たし劣勢の展開を立て直した。
甲子園での拍手と歓声は12球団の中でも群を抜く。中日バッテリーにプレッシャーを与え6回に四球3つで2死満塁とすると大山がレフト前に2点適時打を放つ。4番の一振りでついに試合を振り出しに戻した。
6-6の9回に1点を勝ち越されても先頭の大山が右中間へ力強い打球を飛ばす。無死2塁とすると佐藤輝の放った痛烈な打球が相手の失策を誘い再び同点に追いついた。無死1塁からは代打・原口の安打と梅野の四球で無死満塁。最高の場面を作ると木浪がインコース高めのストレートを弾き返す。ライト前に適時打を放ち、熱戦に決着をつけた。
「つないでもらったので、絶対俺が決めると強い気持ちがあったので決められて良かったです。今日、両親が観に来ていたのでヒーローになれて良かったです。明日も今日と変わらず、守って打って、絶対勝ちます」
中日の守護神・マルティネスに黒星をつける劇的なサヨナラ勝ちに岡田監督は「中々抑えから打てないけど打ったことによって自信になると思うし、負けてる展開でも諦めずにというみんながそういう気持ちになればいいと思いますね。明日はこっちが先制して、ゆっくりとファンの人に観てもらいたいですね」とご満悦。カード勝ち越しへ。明日は前回登板で完封勝利を挙げた伊藤将が先発マウンドに挙がる。