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一軍試合速報

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追い上げるも連敗ストップならず

連敗脱出、首位死守へ。岡田監督は打線を大きく組み替えた。1、2番の打順を入れ替え中野、近本の並びに。佐藤輝はファームで再調整させ5番・サードに糸原を起用。ショートには小幡を就かせた。注目の新オーダーだが4回までは無得点。DeNAの先発・バウアーは2020年にメジャーでサイ・ヤング賞を受賞した好投手、バリバリのメジャーリーガーの前に苦戦していた。

打線の援護を受けられない先発の才木は3回までに3失点。試合の主導権を握られてしまった。ビハインドを背負ってはいたが5回、伏兵の一打が追い上げを呼んだ。

そろそろ得点が欲しい中盤の攻防で先頭打者の小幡が安打を放つ。初めて無死の走者を出すと2死1、2塁とチャンスを広げ3番の前川がライト前に適時打を放った。

「1打席目にやられてしまっていたのでやり返したいと思っていました。好投手から打つことができてよかったです」

さらに大山もしぶとく野手の間に落とす。「当たりは良くなかったのですが、どんな形でもよかった。いい所に落ちてくれました」と打点を挙げ、3、4番の連続適時打で1点差に迫った。

2-3としたがその直後に才木は失点してしまう。5回4失点の内容に「ストレートの感覚を修正しきれず、フォークなど決め球を効果的に使うことができませんでした。味方が追い上げてくれた次のイニングを抑えることができずに悔しいです」と反省の言葉を述べた。

2番手の石井も6回に1点を失うが打線もそのままでは終わらない。7回にノイジーと中野の連打で無死2、3塁とすると近本の内野ゴロの間に1点を返した。一気に同点、逆転へとつなげたかったが中軸のバットから快音は聞かれず。終盤の攻撃でも2点差を追いつくことは出来ず連敗ストップはならなかった。

まさかの同一カード3連敗を喫し2位後退となってしまったが、70試合以上を残す現段階で順位に気にする必要はない。まだ2桁ある貯金を来週の甲子園で増やせれば心配無用だ。