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攻守に勝負強く後半戦初勝利
ここまでの成績は3勝4敗ながら12試合82回1/3を投げて防御率は2.51。今季の伊藤将は打線の援護に恵まれず黒星先行となっているものの先発としてしっかり試合を作っている。後半戦最初の登板でも初回に先制を許したが最少失点にとどめ、一方的な展開にはしなかった。
打線は1点を追う3回、先頭の梅野が2塁打でチャンスメイクすると続く木浪の打球は右中間を割って行く。2者連続の2塁打で同点に追いついた。
「梅野さんがチャンスを作ってくれて、何とか(伊藤)将司に三塁に進めたいい形で回したいという気持ちでした。タイムリーという最高の形になってくれました」
試合を振り出しに戻してもらった伊藤将はさすがのゲームメイクセンスで追加点を許さない。4回には巧みな牽制で走者を誘い出し、同点の6回は2死1、3塁のピンチを踏ん張った。
打線は1-1の7回に先頭の森下が安打を放ち、梅野の送りバントが内野安打となって無死1、2塁。木浪が送って1死2、3塁とチャンスを拡大すると代打・渡辺諒の内野ゴロの間に勝ち越しに成功。この試合初めてリードを奪った。
終盤での勝負強さはまだまだ続く。その裏の守備では右中間深くのフライをセンターの近本がジャンピングキャッチ。抜けていれば長打確実の打球を捕球した。ビッグプレーに助けられた岩貞は無失点、大事なイニングをきっちり抑えた。
打線も8回に中野の安打からチャンスを作り、佐藤輝の適時2塁打と森下の犠牲フライで加点。リードを3点に広げた。その裏には浜地が伸びのあるストレートで2奪三振、9回は岩崎が3人で締めてヤクルトを振り切った。
6回1失点の好投で勝ち投手になった伊藤将は「粘れて良かったです。チーム全体での勝利だと思います。今日も阪神ファンの方が多く来てくれたので勝てて良かったです」と心地よい汗を拭った。
後半戦最初のカードは1勝1敗となり来週は甲子園6連戦。高校野球仕様に変わる前に首位固め、貯金量産週間としたい。