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好守備に阻まれ1点差に泣く
前日に2位の広島に敗れたがマジックは点灯したまま。それだけ大きな差をつけていた。カードが変わって横浜の地でマジックを減らすべくいきなり助っ人のバットが快音を残した。
初回、2死1塁から4番の大山がつなぐ。追い込まれてからアウトコースの球をライト前へ運び1、2塁とした。この上手い一打にノイジーが続いた。逆らわないバッティングで綺麗にライト前へ先制の適時打を放った。
「追い込まれてからのストレートにしっかりコンタクトすることができたね。先制タイムリーでチームに貢献することができてよかった」
援護点をもらった先発の村上は低めに集める投球でアウトを重ねた。4回に一発を浴び同点を許したもののさすがの安定感で好投を続ける。6回を投げて3安打1失点、しっかり試合を作った。
「ボールの走りもよかったですし、しっかりインコースも使いながら投げることができました。広島戦でも中継ぎのみんながたくさん投げていたので、もっと長いイニングを投げたかったという思いはありましたが、チャンスでしたので交代となりました」
打線は2回以降沈黙していたが同点の7回に大きなチャンスを迎えた。1死から佐藤輝が安打で出塁し坂本のラッキーな内野安打で走者をためる。代打・原口も内野安打で続き全ての塁が埋まった。1死満塁から代打のミエセスが粘りを見せて11球目に強い打球を放つ。しかし相手の好守備に阻まれ併殺打となってしまった。
絶好の好機を逃すとその裏に加治屋が勝ち越し点を奪われてしまう。1点を追う8回には近本の安打から2死3塁とし大山がセンター前に抜けそうな打球を放つがまたしても相手はファインプレー。9回に1死1塁から代走の熊谷が仕掛けた盗塁も成功したかに思われたがDeNAからのリクエストの結果、判定が覆ってしまう。終盤に意地を見せたが同点はならなかった。
長期ロード10連勝の貯金はまだたっぷりあるが連敗は早めに止めておきたい。苦しいチームを救うのがエースの役目。明日は青柳が復調のピッチングを見せてくれるはずだ。
