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ノイジーの先制弾と執念の継投実らず
大きく貯金を増やした8月最後の試合、勝ってスッキリ締めたいところ。まずはノイジーが甲子園を沸かせた。
2回、先頭の大山が四球で出塁するも次打者の佐藤輝が三振に倒れ大山は盗塁失敗。三振ゲッツーでチャンスは萎んでしまったが沈みかけたムードをノイジーが振り払った。2ボールからストレートを捉えると打球はレフトスタンドへ一直線。先制の本塁打となった。
「最近、長打が打てていなかったので、久しぶりに打つことができて気持ち良かったよ。カウント的にも有利な状況だったし、いいスイングができたと思うね」
チームトップの9勝を挙げている大竹は序盤3回をパーフェクト。4回に無死1、3塁のピンチを背負っても狙い通りの併殺打を打たせ最少失点で切り抜けた。5回も無失点に抑え、2桁勝利の権利を手に入れるべく6回のマウンドにも上がった。しかし3点本塁打を被弾し勝ち越しを許してしまう。
「6回がターニングポイントでしたし、自分でも投げていてその自覚があったので、なんとか抑えたかったです。とにかく逃げずに向かっていくんだという気持ちで投げましたが、結果的には力負けしてしまって降板となり悔しいです」
4-1とされたがその裏には2死1、2塁から佐藤輝が三遊間を破るレフト前への適時打を放ち反撃。すぐに2点差に詰め寄った。すると7回には岡田監督が守備で攻めた。
1死1、2塁と走者がたまるとイニングを跨いだ加治屋に代えてワンポイントで左腕の島本を投入。1死満塁の場面では石井をマウンドに送った。今カードは2連戦のため明日は試合がない。日程と豊富なブルペン陣の強みを生かし、2点ビハインドながら豪華な継投で追加点を与えなかった。
しかし終盤の攻撃では近本や大山が安打性の打球を放つも相手の好守備に阻まれてしまう。2点差を跳ね返すことは出来なかった。
8月最後のカードは連敗となったがダントツ首位の現在地は変わらない。いよいよ勝負の9月へ。Xデーのその日までチーム全員で戦い抜く。
