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岡田野球の結実、38年ぶりの日本一

6戦を終えての戦績は3勝3敗で総得点も23対23で全くの互角。がっぷり四つで迎えた運命の日本シリーズ最終戦で投打がしっかり機能した。

先発マウンドには青柳が上がった。岡田政権は3月31日の京セラドーム大阪で幕を開け、その試合でも6回途中を1失点に抑え勝利投手になっていたのが青柳だ。開幕戦と最終戦の大事なスターターを任された右腕は序盤から三振とゴロアウトを重ねる好投を見せた。

打線も中盤に爆発した。まずは4回、森下の安打と大山の死球で1死1、2塁とするとノイジーがレフトスタンドへ先制の3点本塁打を放った。

5回にも坂本、近本の連打からチャンスを作ると森下、大山、ノイジーが3者連続適時打。この回5安打を集中させて3点を追加しリードを6点に広げた。

打線の援護を受けた青柳は5回途中まで無失点。安定感ある内容で先発の役割を果たした。

5回2死1、2塁の場面でリリーフした島本は左打者をきっちり打ち取りピンチ脱出。中盤の山場を凌いだ。

6回からは伊藤将がマウンドへ。規定投球回を達成した左腕にとってはイニング跨ぎも問題なし。6回から8回までの3回を打者9人であっさり片づけ無失点に抑えた。

6点リードの9回には森下の適時打でダメ押し。トドメの1点を加えた。

その裏には桐敷がマウンドへ。指揮官がスペードのエースと評した切り札が2死を奪うと守護神・岩崎が登場。セリーグのセーブ王は1点を失ったが最後の打者をレフトフライに打ち取り、1985年以来38年ぶり2度目の日本一を達成した。

選手たちの手で5度、宙を舞った岡田監督は「選手がみんな役割を果たして頑張ってくれた結果がこういう結果になったと思うので本当にありがとうございました。開幕からいつも超満員のスタンドで応援してもらいました。本当にありがとうございました。すごい応援をしてもらって選手には力になったと思います。何とか達成出来たのでね、アレのアレを。今年1年良い形で終われて、これはファンの皆さんの声援のおかげだと思うので本当にありがとうございました」と話した。

日本シリーズMVPには打率.483の活躍で打線を引っ張った近本が選ばれた。

「一戦一戦全員で戦った良い試合だったと思います。短期決戦だったので初球から打ちに行けた結果だと思います。38年間、ファンの皆さん応援ありがとうございます。今年1年間も長いシーズンでしたけどしっかり僕たちは休んでまた来年に向けて頑張って行きますので1年間お疲れ様でした。ありがとうございました」

シーズン通して四球を絡めて2死からでもしぶとく得点し、制球力に優れた先発陣と球に力のあるリリーフ陣が失点を防いだ。岡田監督がこだわった守備陣も最終戦は無失策で失点は本塁打による1点だけ。強さの詰まった勝ち方で日本一の栄冠に輝いた。