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好守連発。首位攻防戦で守り勝ち
先制点は4番のバットから。主砲がさすがの勝負強さを発揮した。初回、中野が安打と盗塁で2塁へ進むと大山が追い込まれながらもインコースの厳しい球をライト前に落とす。
「追い込まれていましたが、しっかり振り切ることができました。まずは先制点を取ることができてよかったです」
援護点をもらった先発の西勇は安定した投球で3回までパーフェクト。広島との前回対戦の4月11日の試合では8回無失点と好投している右腕をバックも盛り立てた。前後左右どこでも守備範囲の広いセンター・近本がスライディングキャッチ。ライトの森下は後方への飛球を背走しながらフェンス際で捕球。1、2塁間を襲うライト前に抜けそうな強い打球はセカンド・中野が抜かせない。再三の好守備に助けられた西勇は中盤に走者を背負っても粘り強い投球で6回無失点、しっかり先発の役割を果たした。
「朝から梅野と話して、野手の守りも良かったですしリズム良くいけました。前回の登板はテンポが早かったので間を置くように意識して投げてました」
打線はチャンスを作りながらあと1本の出ない攻撃が続いていたが欲しかった追加点は7回だ。1死2、3塁から森下の犠牲フライで加点、貴重な1点を奪いリードを2点に広げた。
「外野フライでも1点取れるケースだったので、ゾーンを上げて打ちにいきました。浮いた球をしっかり打ちにいくことができましたし、追加点が取れてよかったです」
直後の守備では離塁の大きかった走者の隙を見逃さず、捕手・梅野の送球から挟殺プレーに持ち込んでピンチの芽を摘んだ。8回に1点を返されるが2死1、2塁からセカンドの中野が後方のフライに追いつき事なきを得た。
2-1の9回はゲラがマウンドへ。先頭打者は155km/hのストレートで空振り三振。1死1、3塁とピンチは招いたが最後も勝負所の守りが光る。狙い通りの併殺打で逃げ切りに成功した。
球際と接戦に強いゲーム運びで首位攻防戦に勝ち越し。次カードは伝統の一戦。交流戦へ弾みをつける。