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ダブル守護神が崩れ逃げ切りに失敗

今季の日曜日はここまで7勝1敗。清々しい月曜日の朝を迎えられているのは週末に好投を続ける才木のおかげだ。交流戦前最後の試合でもサンデー才木が躍動した。

ストレートも変化球も1球1球しっかり意図のある球を投げ、その姿からはエースの風格さえ漂わせた。走者を出しても狙って内野ゴロを打たせピンチを広げない。被安打も痛烈な当たりではなく詰まらせた打球がたまたま野手の間に落ちたものが多く、7回まで無失点と安定した投球を続けた。

才木を援護したい打線だったが巨人先発の菅野を捉えられない。木浪が放ったライトへの大飛球も浜風に押し戻されてしまう。Hランプを灯せないままイニングが進み2日前の悪夢がチラつき始めた7回、森下が重苦しいムードを振り払った。1死からセンター右へ強い打球を飛ばすと好走塁で2塁到達。チーム初安打が長打となった。大山も安打で続いて1死1、3塁。ようやくのチャンスに渡邉が勝負強さを発揮しライト前に先制の適時打を放った。

才木は球数が100球を超えた8回に1死2塁としたところでリリーフを仰いだがベンチに戻る際には大きな拍手が送られた。8回途中7安打5三振無四球無失点という数字以上に内容のある106球で試合を作った。

「ランナーは出してしまいましたが、梅野さんと話しながら投げていくことができました。0-0の展開を粘っていくことで、完全に相手に流れを与えなかったとこがよかったと思います」

1点リードの8回1死2塁では左打者の丸に桐敷、右打者の坂本に石井をぶつけピンチ脱出。1イニングを任せられる力を持った投手をワンポイント起用する贅沢な継投で大きな山場を切り抜けた。しかし9回はゲラが痛恨の同点アーチを被弾。勝利目前に延長戦に持ち込まれると10回に岩崎が勝ち越しを許してしまう。

勝ちゲームを落としてしまったが首位の座は譲っていない。来週からは交流戦。セ界最強の虎の牙がパリーグの猛者たちを食いちぎる。