- 関川浩一氏のコーチ就任について
- 2011年10月31日 更新
31日（月）、関川浩一（せきかわ こういち）氏（42）が来季の1軍外野守備・走塁コーチとして就任することが決まりましたのでお知らせします。
また、同日、球団事務所にて就任会見を行いました。
関川コーチコメント（会見より）
－15シーズンぶりのタテジマ復帰ですが、今のお気持ちをお聞かせください。
関川：プロ野球界に入れたのは、タイガースが指名してくれたおかげなので、原点に戻ったなという気持ちです。
－楽天の現役のコーチだった関川コーチにコーチ就任要請という事で、決断まで悩まれたと思いますがいかがですか？
関川：現役時代非常にお世話になり、コーチになってもアドバイスしてもらった、和田新監督が就任されるという事で、星野監督も恩師で悩んだのですが、星野監督とも話して、原点でもあるタイガースにいつかは恩返しがしたいなと思っていたので、このような話いただき、やってみようという気持ちになりました。
－では、割と早く結論は出されたのでしょうか？
関川：そうですね。
－星野監督に相談された時に掛けられた言葉は何かありますか？
関川：野球人である以上、声掛けてもらえるのは幸せだなとまず言われました。しっかりやってこいと言っていただけましたので、タイガースでしっかり頑張って、いい成績を出すことが星野監督への恩返しになるのではないかと思います。
－タイガースでの選手時代には、勝負強いバッティング、キャッチャーとしての頭脳、また外野としての守備でファンを沸かせておられましたが、担当が外野守備走塁コーチという点についてはいかがですか？
関川：タイガース在籍時代にはキャッチャーをしており、タイガースを離れてから外野手をやってましたので、外野守備コーチで帰ってくるというのはおもしろいという気はします。甲子園含め、日本のプロ野球の球場は広くなっているので、外野手の守備力が試合に直結すると思います。責任ある部署を任されたのでしっかり頑張っていきたいと思います。
－交流戦で4試合タイガースと戦いましたが、今年のタイガースで気になることはありますか？
関川：交流戦しか戦っていないですし、セリーグからも離れていたので、細かいところまではわかりませんが、今シーズン見たタイガースは主役級の選手は揃っていますが、小技の効く脇役の選手があまり目立たなかったなという印象があります。主役を引き立たせるためには、脇役が必要になってきます。小技があってこそ長打が生きてきたり、大技にプラス小技、見えない部分でのプレーをしっかりやっていければ、いいチームになるんじゃないかなと思います。
－終盤、若手も登用し台頭してきていますが、この選手のこのあたりを重点的に育ててみたいという選手はいますか？
関川：正直、まだ戦力に関しては把握していませんので誰とは言えませんが、楽しみな選手が多いと聞いてますし、情報をあらってみたり、まずは見てからです。全員にチャンスがあると思っています。僕の目でしっかり見てやっていきたいです。
－ドラフト1位で、伊藤外野手が入ってきましたが、いかがでしょうか？
関川：ドラフトであれだけ注目される選手ですので、当然期待もされるでしょうし、チームとしても期待していると思います。新しく入ってくる選手に限らず、既存の選手にも頑張ってもらいたいと思います。全員同じような立場で見てやっていきたいです。
－苦しいタイガース時代を共に過ごした和田新監督の下でコーチをされる思いはいかがですか？
関川：いつかこういう風な体制でできたらと思っていましたので、こんなに早くできるとは思ってなかったですができることを幸せだと思います。師匠でもある和田新監督を男にすべく精進して頑張っていきたいです。
－和田監督とは、すでにお話されてるのですか？
関川：まだそこまで話はしていないですが、和田監督の考えはいつもわかってるつもりでいますので、よく話をしてとにかくタイガースが勝てるようにしっかり頑張りたいと思います。
－久しぶりにタイガースへ帰ってきて、熱いファンへの帰ってきたという報告と、来シーズンの抱負をお願いします。
関川：日本一熱いタイガースファンのみなさま、15シーズンぶりにタイガースに入りますが、タイガース以外のことを勉強してきました。そういう所を和田監督が言うスパイスになれるようにして、来シーズンは皆さんとともに頑張りたいと思います。ぜひ応援よろしくお願いします。
関川コーチプロフィール
| 生年月日 | 1969.4.1 |
|---|---|
| 出身地 | 東京都 |
| 投打 | 右投左打 |
| 身長／体重 | 178cm／75kg |
| 球歴 | 桐蔭学園高～駒沢大（1990年度ドラフト2位）～阪神（1991～1997年）～中日（1998～2004年）～楽天（2005～2007年・コーチ補佐2008～2009年）～ＳＫ（韓国）（コーチ2010年）～楽天（コーチ2011年）～阪神（コーチ2012年） |
| 初出場・初スタメン | 1991.7.31対巨人17回戦（甲子園）＜8番 捕手＞ |
| 初安打 | 1991.7.31対巨人17回戦（甲子園）＜2回 左二打 投手：香田＞ |
| 初本塁打 | 1993.5.11対巨人4回戦（東京ドーム）＜5回 代打 投手：桑田＞ |
| 初打点 | 1992.6.30対巨人16回戦（東京ドーム）＜4回 右安打 投手：斎藤＞ |
| 1000試合出場 | 2001.6.29対横浜14回戦（横浜）＜4番 右翼手＞ |
| 1000本安打 | 2005.4.5対日本ハム1回戦（福島）＜8回 投手：鎌倉＞ |
| 1試合4犠打 | 2006.9.5対オリックス17回戦（フルキャスト） |
| ベストナイン | 1999年（外野手） |
| オールスター出場（2） | 1995年、1999年 |
| 日本シリーズ出場 | 1999年 |
