- 呉昇桓(オ スンファン)選手入団会見
- 2013年12月13日 更新
13日(金)、大阪市内のホテルにて呉昇桓(オ スンファン)選手の入団会見を行いました。
以下、南信男社長、和田豊監督、呉昇桓(オ スンファン)選手会見より
南信男社長
呉昇桓(オ スンファン)選手が来日して、一昨日、監督を交え食事しながら話をさせていただきましたが、その席で彼はずっと自然で落ち着いて、風格すら感じる応対で話をしていました。
そのとき、彼の性格、立ち居振る舞いを観察していて、甲子園の大観衆の中でも我々の期待する抑えの役割を十二分に発揮してくれるのではないかと感じた次第でございます。
非常に大きな期待をしておりますので、皆様ご支援のほど宜しくお願いいたします。
和田豊監督
―監督から見てどんなピッチャーだと感じていらっしゃいますか?
和田:韓国での実績は申し分ないですし、ビデオ等で投げているところを見ていると、非常にマウンド上での 投げっぷりというか、バッターに対して向かっていくタイプのピッチャーだなと。
また何があってもマウンド上では表情を変えない、表情に出さないというところは、非常に勝負師的なところを感じるピッチャーです。
―どのようなピッチング、役割を期待されていますか?
和田:韓国でやってきたことを甲子園、他球場でもそのまま出してくれればいいと思いますし、 彼がこれまで戦ってきたファイティングスピリットというのをチームに植え付けて欲しい。
また、私の仕事としては、どのように呉昇桓(オ スンファン)まで繋げていこうか集中して考えていきたいと思います。
呉昇桓(オ スンファン)選手
―阪神タイガースに入団した今の心境を聞かせてください。
呉:大阪に入り、甲子園球場に来てみてやっと日本に来たと実感しました。 早くシーズンに入り、野球をしたいと思います。
―阪神タイガースへの入団は何が決め手でしたか?
呉:自分が抑えとして入って、十分優勝を狙えるチームだということもありますし、球団から自分が必要だという
強い印象を受けたので、それも決め手になりました。またファンの熱い応援、人気のある球団というのもありました。
―日本の野球の印象を教えてください。
呉:昨日甲子園球場を周ってみて、日本の球団の施設が本当にいいなと思いました。
―甲子園球場を視察されて具体的な印象をお願いします。
呉:甲子園球場のようにお客さんがたくさん入る球場は韓国にはありません。
昨日初めて入ってみて、長い歴史のある球場だと体で感じました。
―ピッチングのこだわりはどこですか?
呉:韓国でやってきた通りにやるのが一番大事だと思います。
日本に来たからといって、新しいことをしたり、自分を変えたりする必要はないですし、
ファンの皆さんにも、今まで通りの姿を見せていけたらいいと思います。
―日本球界での目標をお願いします。
呉:どの選手も同じだと思いますが、個人成績というよりもチームの優勝が大事だと思います。
チームが優勝すれば、個人の成績も自然についてくると思います。
来季の目標は、チームが一つになって優勝を狙えるように頑張っていきたいです。
―背番号「22」番はどうですか?
呉:「22」は、藤川球児選手が付けていた番号で、ファンの方も藤川選手のイメージが強いと思います。
藤川選手のプレッシャーがないわけではありませんが、プレッシャーを感じることよりも、
これから頑張って自分の仕事が出来ていければ、「22」番に自分の新しいイメージが付くんじゃないかと期待しています。
―キャンプインまでのトレーニングプランを教えてください。
呉:2月1日までに自分の体をしっかり作るのが大事なので、キャンプに入るときには体を完璧な状態にしたいと思います。
―まだ日本に来て間もないですが、ご存じの日本語、覚えた日本語はありますか?
呉:今回来日して覚えた日本語は「なんでやねん!」「ほんまですか?」というこの二言です。
これから少しずつ習っていきたいと思います。
―タイガースファンに一言お願いします。
呉:韓国でも、阪神ファンはとても熱いとよく聞いていました。
そのファンが大きな期待をしているというのもわかっているので、その期待を裏切らないように、
ファンの声援に応えられるように頑張っていきたいと思います。