- 岡崎プロスカウトの石川ミリオンスターズ監督就任について
- 2023年11月09日 更新
来季より岡崎太一プロスカウトを石川ミリオンスターズの監督として派遣することが決定し、9日(水)、就任会見を行いました。
以下、会見より
嶌村球団本部長 挨拶
当球団プロスカウトの岡崎太一くんを来季、球団に籍を置いたまま、日本海リーグの石川ミリオンスターズの監督として派遣することが決まりましたので、お知らせいたします。この派遣ですが、12球団でファーム拡大構想というのがありまして、今後の野球の発展および野球振興を図るため、プロ野球の空白地域を埋めて、拡大を図る構想があります。その中でゆるやかな三層構造で、1層目がNPB12球団、2層目は今回の新潟、静岡を含めたファーム組織、そして3層目として全国に20近くある独立リーグ、社会人のクラブチームがあります。その3層目との連携を図る意味で監督やコーチの派遣もそのひとつと考えており、このたび石川と合意したのも、それがNPB全体の流れの一環ということです。岡崎くんにとってもキャリアアップのいい機会であるし、石川球団にとっても阪神OB、NPB経験者を受け入れる意味があると考えています。
石川ミリオンスターズ 端保社長 挨拶
まずは38年ぶりの日本一おめでとうございます。この栄えあるタイミングでこのような派遣契約を阪神タイガースと石川の間で結べたことを感謝しています。これが野球界発展のためのひとつの起爆剤として、タイガースの力を借りながら、BCリーグ時代から17年間やっておりますが、いろんな交流を深め、球団の価値を上げていきたいと思います。
岡崎監督
―監督就任の話を聞いた時の率直な心境は
現役終わってから、プロスカウトとして3年間活動して、いつかは指導者として野球界に恩返ししたい思いがありました。こういう話をいただき、うれしく思っています。3年ぶりのユニホームなので、まだ実感は沸きませんが、ユニホームを着たときには、よしやるぞ、という気持ちになると思います。
―日本海リーグの印象は
鳴尾浜でも交流戦で試合をしていたのを私もプロスカウトとして見せて頂いた。若くてレベルが高くて一芸に秀でた選手がたくさんいるなという印象を持っています。僕が指導させていただく中で、なにか一つでもきっかけをつかんでNPBに入っていける選手を一人でも多く育てていけるように、これからやっていきたいと思います。
―理想の指導者像は
これから指導にあたるので、コミュニケーションを特に大事にしていきたいと思います。本人がどういう選手になりたいか、とか、自分のストロングポイントをしっかり会話しながら、こちらからの一方通行ではなくて、お互い納得した上で、同じ方向を向いて成長していくことができればと思っています。
―影響を受けたのは
前監督の矢野燿大さんから、キャッチャーをしていく中で、僕の意志も尊重する中で、矢野前監督からもアドバイスいただいて、自分自身やりがいを感じてプレーできたので、そういうところを意識してやりたいと思います。
―どういうチームを目指す
今も映像で今年のチームの戦いを見せていただいていますが、足の速い選手がいたり、ピッチャーでもまとまったピッチャーがいるので、そういう選手を上手く起用しながら、個人個人の能力をしっかり生かしていけるような戦いをしていきたいです。
―タイガースファン、ミリオンスターズファンへ
阪神タイガースファンの皆さん、石川ミリオンスターズのファンの皆さん、この度監督に就任することになった岡崎です。NPBだけでなく独立リーグの発展に貢献していけるように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。