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タイガースWebマガジン 2017年12月矢野燿大ファーム監督

<strong>矢野</strong>燿大ファーム監督 インタビュー

Q:特に注目している選手はいますか?

矢野ファーム監督:今注目しているのは藤谷(洸介)ですね。ピッチャーの中では今のところ、いちばん一軍に遠い存在ですけど僕は面白い選手だと思っています。球はまだ遅いものの、身体も大きいし身体能力も高い。まだまだ精神的には子供ですけど、こっちが提案したり俺はお前を見てるぞっていう姿勢を見せるとしっかりと食いついてくるんですよ。そんなふうに、本人の成長したいっていうひたむきな思いが見えると、まずは藤谷を勝負できるところまでもっていってやりたいと思います。能力はあるんで150kmといいたいところですけど、まずは145kmが目標ですね。ちなみに秋季練習の最終日、鳴尾浜に残っているピッチャーの中であいつにだけバット練習をやらしたんですよ。そしたら、とんでもなく飛ばすんですよ。大谷(翔平)君と比べたら失礼ですけど、それはそれで面白いんちゃうかなーと思って。やっぱりセ・リーグではピッチャーも打席に立つことがありますし、遠くに飛ばせることは大きいと思います。今の段階では、打撃面に関してはプラスアルファというよりオマケみたいなもんですけど、僕は面白いと思っています。

Q: チーム作りで理想とするところを教えてください

矢野ファーム監督:やっぱりこの関西っていう土地ならではの野球のやり方にこだわりたいですね。きれいに野球するんじゃなくって、ドロドロになって勝つっていうことの方が、関西ではある意味かっこいいと思うんですよ。個人個人のキャラもありますので全員は無理ですけど、サラッと打ってサラッと抑えてというよりも、チームとしては泥臭さをもっと出していきたい。そして、そんな選手の一生懸命野球に打ち込む姿を見て、ファンの方に喜んでもらえたらうれしいですね。

Q: 最後にファンに向けてメッセージをお願いします

矢野ファーム監督:正直いうと監督が掛布(雅之)さんから自分に代わって、不安ももちろんあります。一緒に頑張るコーチ陣も、若い僕よりさらに年下ばっかりなので、また一からではないですけど力を合わせて強いチームを作っていきたいと思います。僕たちの仕事はファームにいる選手が少しでも野球がうまくなってくれることです。コーチ陣、球団トレーナーが一丸となって、ファンの皆さんに喜んでもらえる選手を育てられるように頑張ります。

矢野ファーム監督のインタビューは今回が最終回です。