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読売ジャイアンツ

5.10(TUE)11(WED)

阪神甲子園球場

先週末はヤクルトに1勝2敗と負け越し、4位に転落した金本阪神。3連勝の後に2連敗と、流れに乗れそうで乗れない戦いが続いている。しかし、首位の中日とは1.5ゲーム差だから、きっかけさえつかめば一気の浮上もありそうだ。10日からは甲子園で巨人との2連戦。金本監督は「乗っていくという見方をすれば、やっぱり打たないとね」と、週末の3連戦で8得点だった打線に奮起を促した。

一方の巨人もゴールデンウィーク期間の9試合は2勝7敗。この間に2度の同一カード3連敗を喫するなど調子は上がらない。先週末の中日3連戦では7得点26失点。投打ともに精彩を欠く現状に、高橋監督も「(投手は)どんな展開でも抑えなきゃいけないし、どんな展開でも打者は打たないといけない」と厳しい表情を見せている。

この2連戦、有利に運ぶために阪神は長野、坂本の2人に仕事をさせたくない。今季、巨人戦は6試合で2勝3敗1分と負け越している。特に長野に26打数13安打、打率5割、坂本に23打数9安打、打率3割9分1厘とやられていることが大きい。4月26~28日の3連戦(甲子園)でも長野が15打数9安打2打点、坂本は12打数6安打3本塁打、9打点。本拠地で2敗1分だったが、この2人にやられたようなものだ。 金村投手コーチは「(2人は)直球系に強い打者。ストライク先行ならそんなに打たれないけど、ボール、ボールといって、ストライクの直球系を狙われている」と分析。投手有利のカウントで運び、変化球をうまく使いたいところ。

まずは初戦の藤浪にきっちり抑えてもらいたい。ここ3試合勝ち星から遠ざかっている右腕は、登板後からフォームの微調整を行い「バランスとかリズムとか感覚を(いい時に)合わせられるようにやってきた」と準備を整えた。前回、巨人と対戦した4月26日は6回に突如崩れて4失点で逆転を許したが、「坂本さんも、長野さんもいい打者なので、いい場面で打たれないようにしたい」と4勝目に向け気合十分。第2戦を任されるメッセンジャーも、この日は甲子園で調整。「よりよいピッチングを心がけたい」と言い切った。

一方の打線は8日の試合で髙山に適時打が出たのが明るい材料だ。打点をマークしたのは4月24日の広島戦(マツダ)以来、12試合ぶりだった。「納得はしていないけど、あとこで1本出たのは良かった」と、きっかけを感じさせる1本だった。初戦、巨人は田口が先発。前回の対戦でプロ初完投を許した左腕を攻略するためにも、まずは1番を任される髙山が塁に出たい。

スケジュール
5/10 5/11
甲子園
神-巨
18:00開始
甲子園
神-巨
18:00開始
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