横浜DeNAベイスターズ
6.28(TUE)29(WED)30(THU)
阪神甲子園球場
週末は広島との3連戦でまさかの3連敗。首位とは10.5ゲーム差に開き、最下位のヤクルトにも0.5ゲーム差に迫られた金本阪神。とはいえ2位の巨人とはまだ2.5ゲーム差だから、勢いにさえ乗れば一気に順位は挙げられる。そういう意味でも28日からの、本拠地でのDeNA3連戦は重要だ。
今季、DeNA戦は7勝3敗1分。セ・リーグで唯一、勝ち越している球団だ。さらに甲子園では4勝1敗と相性がいい。それだけに何とかしたい。しかも、この3連戦に先発するのは山口、砂田、久保の3人。今季、山口は阪神戦で2試に先発して防御率が6.00。久保も0勝2敗、防御率4.15。砂田は今季初対戦だが、昨季は阪神のホームゲームで2試合に先発して計9イニングで5失点。阪神が優位に試合を進められそうだ。
この3試合は、鳥谷と福留、ベテラン2人のバットに期待したい。今季、鳥谷は山口に対して5打数2安打、3打点。5月15日の対戦では2ランを放っている。開幕から波に乗り切れないが、24日の広島戦(マツダ)で29打席ぶりのヒットを放つなど兆しは見えている。初戦で打てば変わってくるはずだ。
一方の福留は久保に対して6打数3安打と相性がいい。25日には日米通算2000本安打を達成。「もう個人的な数字は追いかけることはない。あとはこのチームが勝つことが目標」と口にした通り、翌日に2安打2打点と存在感を示した。金本監督の「もう少し打点とホームランを」との要望にも応えており、今カードも期待が持てそうだ。
一方の投手陣はメッセンジャー、岩崎、青柳の3人が先発する見込み。メッセンジャーは18日のソフトバンク戦で黒星こそついたが8回1失点と好内容だった。DeNA戦も4月14日に8回1失点に抑えており、ここでも好投してくれそう。
第2戦の岩崎も20日のオリックス戦(甲子園)で7回無失点。「全体的のバランスはいいので、細かいことを気にせずに投げられている」と状態の良さを生かしたい。第3戦の青柳は「無駄な四球を出さないように球数が多くならないようにしたい」と気合十分だ。
対するDeNAは桑原がカギを握る。24日には巨人・菅野から満塁弾を放つなど状態の良さが目立つ。ラミレス監督も「ラッキーボーイじゃない。キープレーヤーと言っていただきたい。チャンスを与えたのではなく、つかみ取った1番」と絶賛するほど。投手陣は細心の注意を払いたい。