広島東洋カープ
5.5(FRI)6(SAT)7(SUN)
阪神甲子園球場
さあ首位攻防戦!ルーキー右腕が先発登板か!?
5月2日からのヤクルト3連戦を2勝1敗と勝ち越し、金本監督が就任後最多となる貯金5としたタイガース。2ゲーム差で追う首位・広島を本拠地・甲子園で迎え撃つ3連戦を前に、指揮官はこんな言葉を語った。
「1年戦っていく上で、上位にいるチームとの対戦は違う気持ちを持って戦わないと。
普段通りですよ、という考え方もあるのかもしれないけどね。
自分たちの野球をやるというのは良いのだけれど、上にいるチームとやるという時は気合いも倍入れて欲しいと思いますね」。
ペナントレースを戦う上で、上位チームとの対戦で勝利していくことの意味を、金本監督は重視していた。
この広島3連戦で、フレッシュな投手がプロ初先発のマウンドに立ちそうだ。
四国アイランドリーグ・徳島から入団したドラフト6位ルーキーの福永春吾投手(22)が、6日の試合でプロ初登板初先発する可能性が濃厚となっている。
4月30日に登録抹消となった青柳に代わる先発候補として、4月23日の巨人戦(東京D)で今季初勝利を挙げた後に2軍で調整していた横山が最有力だったが、コンディション面の不良が発覚。
そこでウエスタン・リーグで6試合に登板して3勝2敗、防御率2・32の成績を残している新人右腕に白羽の矢が立った模様だ。
初戦の5日はエースのメッセンジャー、3戦目の7日はベテラン左腕の能見と計算できるふたりが登板する見込みの中、初の1軍登板となる福永の快投があれば、3連勝での首位奪取も夢ではない。
今季、広島との対戦成績は3勝3敗とまったくの互角。
広島の先発は加藤、岡田、九里と、前回4月14日からの甲子園3連戦で2勝1敗と勝ち越した時とまったく同じローテが予想されている。
打線でも調子を上げてきた4番・福留を中心に広島投手陣を攻略したいところ。
鯉の季節に迎えたカープとの首位攻防戦、今シーズンの最後に笑うためにも負けるわけにはいかない。