横浜DeNAベイスターズ
5.26(FRI)27(SAT)28(SUN)
阪神甲子園球場
交流戦前、最後の3連戦。藤浪の意地、猛虎打線の復活が勝利のカギを握る
交流戦前最後の甲子園3連戦。金本阪神は相性抜群のDeNA戦を迎える。今季はここまで5勝1敗、勝率8割3分3厘と投打で圧倒している。初戦のマウンドには悩めるエース・藤浪が中5日で上がる。前回登板のヤクルト戦(神宮)では5四死球の乱調で今季最短の3回0/3、4失点でKOされ2敗目を喫した。「立ち上がりはバランスよく投げられていたんですけど、途中からタイミングが合わなかったり、バランスが良くなかったりした」と試合後に語っていたように制球力が課題となる。それでも対DeNA戦は今季3試合に登板し2勝0敗、防御率1.35と抑え込んでいるだけに復調のきっかけをつかめるはずだ。香田投手コーチも「週末のメンバーからして、晋太郎には(カード)頭で投げてほしいというのもある」と期待を込めている。
2戦目には2軍で調整し結果を残してきた青柳がスタンバイ。25日に1軍に合流した右腕は「しっかりとやってきたことを出すだけ。頑張ります」と気合は十分。そして3戦目には21日のヤクルト戦(神宮)でプロ初登板初先発で4回1/3、8安打4失点のドラフト2位ルーキー・小野が控える。直球、変化球とレベルアップしたルーキーに金本監督も「(前回は)良かったでしょ?次もいきますよ」と太鼓判を押している。
打線の復調も期待したい。開幕から絶好調だった糸井が自己ワーストを更新する28打席ノーヒットと不振に陥るなどバットは湿りがち。「そのうち上がってくると思っている」と指揮官は信頼を口にしている。24日の巨人戦では鳥谷が顔面付近に死球を受け「鼻骨骨折」の診断を受けた。それでも出場選手登録を抹消せず患部をフェースガードで固定しながら満身創痍でグランドに立ち続けている。対DeNA戦で打率4割6分7厘の上本、7割5分の糸原ら若手の奮起に期待したい。
一方、DeNA打線で警戒すべき打者は斬り込み隊長の桑原だ。打率は2割前半だが対阪神戦となると3割4厘と一気に上昇する。核弾頭を塁に出すと3番・ロペス、そしてここ数試合で調子を上げてきた4番・筒香が構えるだけに虎キラー桑原を封じることが勝利への近道となる。DeNA戦を勝ち越し、勢いそのままに交流戦を迎えたい。