北海道日本ハムファイターズ
6.2(FRI)3(SAT)4(SUN)
阪神甲子園球場
昨年度の覇者と甲子園で激突!日本ハムを迎え撃つ
交流戦2カード目で、昨季の日本シリーズ王者・日本ハムと、2日から甲子園での3連戦を迎えるタイガース。昨季は世紀の大逆転でパ・リーグを制して日本一まで駆け上がった日本ハムだが、今季はここまで大谷の負傷なども影響し、上位争いには絡んでいない。昨季の対戦では1勝2敗と負け越しているが、調子の上がらない相手をたたいて、交流戦2カード連続勝ち越しといきたいところだ。
阪神の先発ローテーションは、金本監督が期待をかける岩貞、青柳、小野の『若手トリオ』で挑む。不振の藤浪が二軍調整中で、代わって5月27日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で5回2安打0失点と好投した岩貞が、一軍でのチャンスをつかんだ。今季制球難に苦しみ、2勝3敗、防御率5.51と成績が伸びない左腕は、ファームでフォームの再チェックなどを行い「勝つために一軍に上がってきた」と鼻息はあらい。5月27日のDeNA戦で今季初勝利を挙げた青柳、次が一軍登板3試合目でプロ初勝利を目指す小野という3人に、若い勢いを期待したいところだ。
日本ハム打線では、主に3番に座る近藤がここまで打率4割を誇るなど絶好調で打線をけん引している。さらにパ・リーグで本塁打王争いを演じているレアードも、怖い存在だ。一方で4番の中田翔は開幕から不振が続いていたが、5月31日のDeNA戦(札幌ドーム)で3安打5打点の固め打ちと、復調の兆しもみせている。中軸の前に走者をためないことが、ひとつの攻略ポイントとなる。
日本ハムの先発ローテーションは高梨、メンドーサ、村田という3人の右腕となる見込み。メンドーサとは昨季も対戦し、6回3/1、2失点と打ち崩すことはできずに試合にも敗れた。しかし髙山、福留、梅野が3打数2安打と相性は悪くないだけに、昨年の借りを返したいところだ。昨年は7勝11敗と大きく負け越した交流戦。「しっかりとした野球をやっていきたい」という金本監督の言葉通り、すきを見せない戦いで粘り強く勝利をつかんでいきたい。