東京ヤクルトスワローズ
6.30(FRI)7.1(SAT)2(SUN)
阪神甲子園球場
本拠地・甲子園で気分一新。好調・青柳の快投でスタートを切り巻き返しを狙う
交流戦が明けリーグ再開後初の本拠地・甲子園での試合はヤクルトが相手となる。開幕から好調をキープしていた金本阪神だったが、6月は初の月間負け越しとなり首位・広島とのゲーム差も大きく広がってしまった。疲労がピークを迎える時期でここが正念場となるが金本監督は「今が1番底かな。1年の中でやっぱり、こういう時期はどこのチームも絶対ある。今、それがウチに来ているだけ。そう思うしかない」と我慢の時と捉えている。
リーグ再開後の「本拠地・開幕」のマウンドを託されたのは2年目の変則右腕・青柳。ここまで7試合に登板し3勝2敗、防御率2.72を記録している。ここまで3連勝中と好調だが課題は制球力だ。36回1/3を投げ四死球は23個を数える。本人は「ストライクとボールがはっきりしてしまい球数が多くなってしまっている。野手の方に助けてもらっているので」と、反省を口にしリベンジに燃えている。一発長打のあるバレンティン、雄平、畠山らが離脱中なのはプラス要素。復調の気配を見せる山田の前に走者を貯めないことが重要だ。
一方、ヤクルトの先発は虎の天敵・ブキャナン。最下位に苦しむチームの中で13試合に先発し4勝4敗、防御率2.60と好調をキープ。さらに対阪神戦では2戦2勝、防御率1.20と抜群の成績を残している。さらに左内腹斜筋の肉離れからの復帰を目指す小川が先発からリリーフに配置転換。守護神を任される予定となっている。191cmの長身右腕を猛虎打線がどのように攻略するかが一つのポイントになりそうだ。
第2戦には前回の広島戦(マツダ)で大粒の雨が降りしきる悪天候の中で力投を見せた能見、そして3戦目には岩貞がスタンバイ。対するヤクルトは2戦目に地元・兵庫出身の原が凱旋登板、そして3戦目にはベテラン左腕・石川が予定されている。
今季のヤクルト戦はここまで5勝4敗と勝ち越している。4月の地元開幕戦は京セラドームだったため甲子園での対戦は今シーズン初となる。3カード連続負け越し中と苦しい状況だが、ホームで勢いを取り戻し首位・広島を追いかける。