広島東洋カープ
8.15(TUE)16(WED)17(THU)
京セラドーム大阪
いよいよあの男が帰ってくる! 藤浪、待望の1軍復帰だ
DeNAとの3連戦で2勝1敗と勝ち越し、2位の座をキープして横浜遠征から戻ったタイガース。15日からは8・5ゲーム差で追う首位・広島と京セラドームでの3連戦を迎える。初戦で敗戦、または引き分ければ広島に優勝マジックが再点灯するという状況だが、金本監督は「あきらめない姿を見せて欲しい」と選手たちの奮起を期待していた。
この広島戦で、ファン待望の右腕が1軍復帰を果たす。不振で2軍調整が続いていた藤浪だ。14日には甲子園の室内練習場で行われた1軍の投手練習に合流し「下(2軍)でやりたいことはたくさん、できたと思います。自分の感覚がよくなったことが一番」と復調に手応えを感じ取っていた。今季、藤浪は1軍では3勝3敗、防御率2・66。7試合に先発して四死球は33と制球に苦しみ、13年のプロ入り以来、けが以外では初めての2軍落ちを経験した。
メッセンジャーの離脱により、暗雲が垂れ込めた虎先発陣だが、藤浪が復活すれば戦える体勢は整う。挫折を味わった背番号19が、ここからどう巻き返すのかに注目が集まる。
一方のカープは野村、大瀬良、福井の先発が右投手3枚が予想される。打線では今季広島に対し、福留(3割4分5厘)、鳥谷(3割4分4厘)と好相性を誇る。ベテランが開いた突破口を全員で広げていけば、おのずと勝利への道筋は見えてくるはずだ。
タイガースは初戦にルーキー小野、2戦目に藤浪、3戦目に岩田というローテーションで挑む見込み。初戦で小野がプロ初勝利をつかみ、藤浪が復活星で続けば、3連勝もみえてくる。優勝争いを盛り上げるためにも、ここが虎の意地をみせるところだ。