横浜DeNAベイスターズ
9.8(FRI)9(SAT)10(SUN)
阪神甲子園球場
DeNAの猛追を振り切れ!
能見が先陣を切り小野、メンドーサで勝負の3連戦だ
勝負の9月。クライマックスシリーズ進出に向け、負けられないDeNAとの3連戦となる。広島との首位攻防戦は接戦の末、負け越してしまったがシーズンはまだ終わっていない。金本監督も常々「上だけをみてやっている。最後まで諦めず勢いそのままにやっていくだけ」と口にしている。追い上げムードが漂う3位・DeNAを叩き、再び勢いに乗りたいところだ。
初戦のマウンドには2連勝中の能見が上がる。前回登板の中日戦(甲子園)では6回5安打2失点で5勝目をマーク。それでも「自分のリズムで投げられたが、球数が増えてしまい、六回までしか投げられなかった。最近の中継ぎ投手陣の負担を考えると、もっと長いイニングを投げないといけなかった」と反省の言葉を並べた。メッセンジャーを欠く中で、シーズン終盤に状態を上げてきたベテラン左腕は大一番で最も頼りになる。
2戦目には前回登板の8月29日対ヤクルト戦(甲子園)で待望のプロ初勝利を挙げたドラフト2位ルーキー・小野。13度目の正直で白星を手にした右腕は「これからも勝ち続けていきたい」と余韻に浸ることはない。好投しながら白星に恵まれなかった遅咲きルーキーが連勝を狙っていく。
3戦目には新加入したメンドーサが控える。移籍後初登板となった3日の中日戦(甲子園)では7回7安打4失点。味方の拙守もあり負け投手となったが金本監督は「結果4失点ですけど、内容的には1、2失点」と評価している。日本ハム時代は4年間で通算27勝を挙げた右腕。実績、経験は申し分ないだけに救世主として期待がかかる。本人も「このまま投げ続ければ自分の投球はよくなると思う。ファンの熱狂的な感じが投げやすかった。あの中でまた投げたい」と口にしているだけに心強い。
対DeNA戦で打率3割4分2厘をマークしている糸井、打率3割2分1厘の鳥谷とベテランたちの活躍にも期待だ。今季のDeNA戦はビジターで7勝2敗と大きく勝ち越しているが、ホームでは3勝5敗と負けが先行している。負のデータを払拭するためにも虎党の大歓声を味方にし、金本阪神が勝負の3連戦に挑む。