中日ドラゴンズ
10.10(TUE)
阪神甲子園球場
今シーズン最終戦はメッセの復帰登板、安藤の引退試合。
有終の美で飾りCSに挑む
クライマックスシリーズに向けラスト1試合を最高の形で終える。雨天中止により順延となった中日戦(甲子園)。10日のゲームは猛虎一筋のベテラン・安藤の引退試合、そして右足腓骨骨折から復帰登板となるメッセンジャーがマウンドに上がる。
奇跡の復活が現実となった。8月10日の巨人戦(東京ドーム)で右足を骨折してから2ヶ月。手術、リハビリを経て虎が誇る最強助っ人が帰って来た。「自分的にはいつでも投げられる準備はできている。早く投げたいね」。時折、笑顔を見せ応える右腕に期待は膨らむばかりだ。メッセンジャーは残り4イニングを投げれば規定投球回を達成する。7年連続での既定投球回達成は現役投手では最長となるが「マウンドに上がればいつも長いイニングを投げたいと思ってやっている。その結果だと思う。今年は2011年から一番少ない投球回となるのは悔しいけどね」と悔しさも見せた。
順調に復帰登板を終えれば14日のDeNA戦(甲子園)CSファーストステージの初戦の先発が予想される。復帰戦から中3日での強行ローテを強いられることになるが、これにも「問題はない。とにかく勝ちたいんだ」とチーム愛を強調している。
メッセが試合を作り最高の形でベテラン右腕への花道を作る。今季限りでの引退を表明している安藤は1イニングを予定。最後のマウンドに向け「チームに迷惑をかけたくないが、1イニングを投げられたらうれしい。抑えられるかどうか分かりませんけどね」と感慨深く口にした。
そして、7年ぶりとなる観客動員300万人突破も確実。チーム、ファンが一体となりシーズンラストの甲子園で有終の美を飾りCSに万全の状態で挑む。