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広島東洋カープ

4.10(TUE)11(WED)12(THU)

阪神甲子園球場

昨季セ・リーグ覇者広島との三連戦。負けられない戦いに小野出陣

2017年セ・リーグ王者の広島を、今季初開催の甲子園で迎え撃つ。10ゲーム差をつけられ、ペナントレース独走を許した相手。昨季10勝14敗1分と負け越しているものの、甲子園では10戦6勝と勝ち越し。本拠地の大声援を後押しに、現在首位を走る広島に勝利すれば、チームの勢いも増すだろう。

大事な広島との3連戦の初戦を任されるのは、2年目の小野。初登板となった4月4日のDeNA戦(横浜)で、7回1/3を3安打1失点。今季初勝利をつかんだ。6回2死三塁のピンチでも、3番・筒香を150キロの直球で二ゴロに抑えこむなど、昨年のCS第1ステージで敗れた因縁の相手を圧倒した。カード頭を任される23歳は、今季の赤ヘル打線のイメージを「終盤に得点を取る試合が多くある」と警戒。それでも「自分の投球をして、一人一人抑えることを考えてピッチングしたい」と、好投した前回同様、目の前の打者に集中する。現在、4割6分2厘でセ・リーグ首位打者の丸を筆頭に強力な左打者がオーダーに並ぶが「先頭をしっかり抑えて、後ろの強打者に走者をためないこと」と、打ち取るイメージを固めている。

2戦目以降は、ドラフト2位ルーキーの高橋遥や、リーグトップの2勝をあげるメッセンジャーらが控え、コイ倒へ万全。現在リーグ1位の2.83の防御率が示す通り、先発投手陣がチームを牽引する。

先発が予想されるのは、昨季15勝を挙げた薮田を筆頭に、中村恭、岡田。現在リーグ2位の3割8分5厘と好調を維持するキャプテン福留は、昨シーズン85打数25安打4本塁打(打率2割9分4厘)と広島戦に強い。頼れるベテランの前に、どれだけ走者をためることができるか。

8日の中日戦(京セラD)で、7回に同点適時打を放ったロサリオは、甲子園デビュー戦。巨人・野上から放った4月1日以来の一発に、虎党の期待も高まっている。ここまで打率1割台と苦しむ鳥谷も、昨シーズンは広島に対して3割8分。チーム1の高打率を誇り、チャンスで頼れる男の爆発も十分ある。

開幕から、3カード8試合を終えて、4勝4敗の3位。13年ぶりのリーグV達成に向けて、宿敵・広島との初顔合わせは、負けられない。

スケジュール

4/10 4/11 4/12
甲子園
神-広
18:00開始
甲子園
神-広
18:00開始
甲子園
神-広
18:00開始