読売ジャイアンツ
4.20(FRI)21(SAT)22(SUN)
阪神甲子園球場
甲子園で今年初の伝統の一戦。菅野を返り討ちに
甲子園で今季初の伝統の一戦を迎える。巨人の先発ローテは、開幕3連戦と同じ菅野、田口、野上の表ローテが予想される。東京ドームでの対決では、開幕戦で菅野から7回で5点を奪い、2戦目も6回途中4失点とKOした。3戦目の野上には白星こそ献上したが、梅野、ロサリオが一発を放っており、苦手意識はないはず。今回の3連戦もきっちり打ち崩したいところだ。
一方の阪神は藤浪に先陣を託すことになる。前回登板の13日のヤクルト戦(甲子園)では、白星こそつかなかったが7回1失点の好投を披露した。調子は上がっており、昨年5月4日以来の勝利を飾りたい。
そして、注目は11日の広島戦(甲子園)で7回無失点の快投で、デビュー戦白星を飾ったドラフト2位ルーキーの高橋遥の先発があるかどうかだ。登板間隔を開けるため、12日に登録抹消となったが、巨人3戦目の22日に再登録が可能となる。金本監督が自主トレのブルペン投球だけで1年目からの活躍を確信した逸材。デビュー2戦2勝なら、球団の新人では2リーグ制以降初の快挙となる。巨人相手に新たな伝説を作るか。
対する巨人打線は、昨季の本塁打王のゲレーロが調子を上げてきただけに、警戒を強めないといけない。開幕14試合目の広島戦(東京D)で、ジョンソンから移籍1号。17日のDeNA戦(新潟)でも2号ソロを放っている。1、2番をしっかり抑えて、塁を空けた状態で勝負したい。
そして、カギを握るのは、ゲレーロ、マギーの後ろに座る岡本だ。若き5番打者を封じれなければ、大量失点の危険性が出てくる。開幕3連戦では、2本塁打を含む11打数5安打8打点と打たれた。金本監督も「バッテリーが対策を考えないといけない」と話しており、厳しいマークが必要だ。
岡本は、ここまで(18日現在)本塁打3本は初球が2本、1ボールからの2球目が1本。特に初球は7打数5安打の打率7割1分4厘の成績を残しており、初球の入り方に気をつけたいところだ。
阪神打線は主将の福留のバットに期待がかかる。初戦で対戦する菅野とは通算で打率3割8分2厘(55打数21安打)、3本塁打と得意としている。3月30日の開幕戦でも先制弾を放っており、今季2度目の対決でも巨人のエースを返り討ちにしたい。