横浜DeNAベイスターズ
5.1(TUE)2(WED)3(THU)
阪神甲子園球場
甲子園のDeNA3連戦で5月反攻のスタート
阪神の3・4月の月間成績は負け越しとなったが、逆襲を期す5月の戦いが、1日のDeNA3連戦から始まる。前回の同カード(横浜)では2戦2勝を飾っており、本拠地・甲子園で再びベイスターズに黒星をつけて上昇気流に乗りたいところだ。
DeNAの先発予想ローテは、今永、濵口、東の左3枚だ。今永は昨季、阪神戦に5試合登板し、3勝1敗の防御率3.34。阪神としては分の悪いデータが残っているが、今季初顔合わせで苦手意識を払拭したい。
左肩の違和感で開幕から出遅れ、今季初登板となった4月24日の広島戦(横浜)では5回を7失点という結果だった。昨季は原口が対今永に1本塁打を含む7打数3安打と相性が良く、先発マスクを任せても面白い。
2戦目の登板が濃厚な濵口も今永同様に左肩の違和感で開幕から出遅れ、今季初登板となる。阪神戦は昨季3勝0敗、防御率3.03だった。タイガースは力強い真っすぐとチェンジアップに苦労させられただけに、しっかり対策を練って臨みたい。
攻略のカギを握るのは、チェンジアップが使いづらくなる左打者だ。昨季は糸井、福留、鳥谷の3人が対戦打率で4割以上をマークしている。
3戦目の登板が予想される東とは2度目の対戦となる。4月5日の対戦では黒星をつけたが、7回を1点に抑えられている。立命館大出身のドラフト1位ルーキーはすでに2勝をマークしており、手ごわい相手だ。
阪神としては3試合ともロースコアの接戦も覚悟する必要があり、無駄な失点は防がないといけない。打撃状態の上がっている筒香、ロペスの中軸は徹底マークが必要。初戦の先発を託す秋山は今季1勝3敗と波に乗りきれない部分があるが「しっくりきていないところを修正できた」と、4月21日の巨人戦(甲子園)以来のマウンドに自信を示した。しっかりとベイ封じの流れを作って、2戦目以降の投手にバトンをつないでくれるはず。
打線で奮起を期待したいのは4番・ロサリオだ。甲子園ではまだ本塁打を打てていないが、メジャー時代からサウスポーは得意としている。糸井、福留は好調をキープしているだけに、主砲のバットが本領を発揮すれば、大量点が望める。
マツダスタジアムでは首位・広島相手に苦戦を強いられた猛虎だが、本拠地の温かい声援を力に逆襲の一歩を踏み出す。